仙台石炭火力発電所/アセス逃れの石炭火力発電所?
富士市の石炭火力発電所と同一規模の仙台火力発電所建設問題。
地元の方の情報が入ってきましたので、お知らせします。
事業概要は下表のとおりです。
170327仙台パワーステーション 事業概要
■その規模は富士市の石炭火力発電所と同じ11.2万KW!
環境アセスの対象は11.25万KWなので、わずかに下回る発電量。

■装置も富士市の設備と同じ、古い技術を利用した「亜臨界型」!

■電力は東京へ!事故のリスク・大気汚染のリスクは地元東北に!
この構図も富士市の場合と基本的に同じ。

■そして最も問題と思われることは、住民への説明が十分に行われていない点!
仙台パワーステーションの場合は、本年10月の稼働予定に向け建設が始まっているのに、一度も説明会が開かれなかったとのことです。これに対する住民の怒りは強く、本年3/8初めて説明会が実施されました。

今回この問題に関しては「仙台港の石炭火力発電所建設問題を考える会」が中心に対応されていますが、そのWEBサイトがこちらです。→→仙台港の石炭火力発電所建設問題を考える会

内容・構成・デザインなど、とてもわかり易く、ぜひ一度見ていただきたいと思います。
また会の共同代表に次の2名の東北大学教授が就いています。
■共同代表 長谷川公一(東北大学教授)
■共同代表 明日香壽川(東北大学教授)→教授のホームページはこちらです!

このように環境問題に詳しい教授の参加は、一般市民にとってはとても信頼しやすく、心強い存在だと思います。
また伝えるべき内容を調査、整理、選択し、わかり易く表現するなど、それぞれ得意とする分野の人材が揃い、非常に上手く協力している様子が伺えます。
ともすれば思いが先行してしまう市民活動。自己主張が強く出てしまい、活動自体がばらばらになってしまうこともあります。
この仙台の方たちが、短期間にここまでわかりやすい活動を実現できていることは、驚きであり、今後の市民活動の一つのモデルではないかとも感じています。

大手企業が実施する事業は、基本的に法律を満たし、環境基準を満たすことを前提に計画され実施されます。
したがってその計画を変更したり、中止に追い込むことは、並大抵のことでは実現できません。
それに対抗できる唯一の手段は、多くの地元住民の民意だと思います。
そのため市民活動においてもっとも重要な相手は、事業者・行政ではなく、地区住民であることをしっかり認識することが重要だと思います。
殆どの住民が無関心や傍観者であることは、全国共通の状況だと思います。
その中で今起こっていること、起ころうとしていることがどのように地域に影響を及ぼすか?
事実を調べ、まとめ、それらを多くの住民にわかりやすく伝えていく作業は、非常に困難がつきまとう作業です。

今回「仙台港の石炭火力発電所建設問題を考える会」の方たちが短期間にこれだけの活動内容を実現していることは、本当に素晴らしいと感じています。

その中で今回特にお伝えしたいことは、住民説明会についてです。
仙台パワーステーション住民説明会
3/8に初めて行われた住民説明会の様子が、文・写真・動画を含めわかりやすくまとめられています。
住民説明会の様子は、下の写真をクリックしてご覧ください。
20170327説明会写真
■URLはこちらです→→https://sendaisekitan.wordpress.com/2017/03/12/setsumeikai-2/

更にこの時の住民の方の気持ちを、実際に参加された方がメールで知らせてくださいました。

いわゆるアリバイ作りの説明会と呼ばれるものは、原発再稼働問題・火力発電所問題・福島原発事故関連・・・、多くの市民活動で行われてきました。
一度でもそのような活動に参加し、実際にそのような説明会を聞いたことがある人にとって、この住民の方の気持ちは痛いほどわかると思います。

逆に問題に目を向けない方たちにとっては、事業者や行政がそのような説明会をすることがないと信じている方もいると思います。もちろんすべての説明会が、誠意のないものだと決めつけているのではありません。

しかし例えば富士市の石炭火力発電所建設・清水のLNG火力発電所建設に関する説明会等に実際に参加してみて、住民の質問に真剣に答えたものでないことは断言できます。

富士市の事業では、全市民を対象にした説明会は拒否しています。富士市長も、環境アセスが不要な事業なので、その影響範囲は地元だけであり、全市対象の説明会は拒否しています。
石炭火力から立ち上る排出ガスが、元吉原地区から外に出ないなどと誰が理解できますか?
石炭を運搬する車両が出す排気ガスや運搬に伴う粉塵、焼却灰の搬出に伴う車両によるものも同様です。
これが正しい対応なのかどうか?皆さんにもぜひ考えてみて欲しいと思います。

今回メール内容の公開を承諾していただきましたので、是非ご覧いただきたいと思います。


「住民説明会」に対する住民の方の感想


憤慨、怒り、馬鹿にするな!こんな感情しかわかなかった。
関電+伊藤忠の子会社による「住民説明会」でした。その日は不快感と怒りが収まらずなかなか眠れませんでした。
説明会と言っても、逃げと時間稼ぎとアリバイ作りだけ。電気は東京、お金は大阪、汚染は仙台に。仙台石炭火発建設は全くの「原発構図」、「沖縄構図」と同じです。
会社側の仕掛けは他にもあります。住民が集まりにくいようにと最初から、不便な夢メッセでの開催。ところが五百余の全席が埋まり、立ち見の住民も。
「写真撮るな」「プラカード持ち込むな」という高圧的な姿勢に不快感は増大。私は強引に写真や動画撮りましたし、プラカードを持ち込む住民も多数いました。
そんななか「マスコミは途中で退場しろ」と言う会社側の指示で住民の怒りに火が着きました。15分ぐらい住民や市会議員などが抗議を続け会社の指示を撤回させました。
本当によかったのはマスコミを守り、この「説明会での住民の怒り」の報道が外部にも紹介できたことでした。
企業エゴ。この言葉がすべてです。彼ら会社側は、法律の裏をすり抜けて儲けを出すという近視眼で反社会的な行動であることを理解できないようです。
説明会を再度開かせもることが必要です。今度は利便性の高い多賀城市民会館で開催させ、千人で会社を包囲しよう!



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[2017/03/20 10:16] | 富士市関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
富士市の大気汚染監視測定局について
前回の内容に関連し、富士市の測定局について複数の問い合わせがありましたので、次の通りお知らせいたします。(画面クリックで拡大表示)

■一般局・自排局は次のとおりです。
有害大気汚染物質による、大気の汚染状況把握のため設置されている測定局です。
一般局・自排局について詳しくは、次の「そらまめ君サイト」をご覧ください!
http://soramame.taiki.go.jp/index/setsumei/kyoku.html#shurui
富士市測定局 工場-0220

■富士市で公開している測定局に関する資料です。
局番13,14のデータは、静岡県大気汚染常時監視システムでは公開されていません。
0220大気汚染監視体制-富士市

※なお図には参考のため、常時煙の排出が確認される比較的規模の大きな工場・焼却場の位置も記載してあります。
この他にも富士市には多数の排出源がありますが、使用する燃料がLNGや灯油など質の良い燃料の場合は、煙が見えることは少なくなっています。C重油・石炭・汚泥・一般廃棄物・産業廃棄物などを燃料に使用している場合は、一般的に煙の排出が確認されます。またそれらの燃料の排出ガスは、LNGや灯油等の良質な燃料に比べ、有害物質の種類や排出量が多くなっています。


[2017/02/20 17:20] | 富士市関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大気測定データから見えるもの-1
前回は正月の工場稼働が停止時と、工場稼働時の大気中の窒素酸化物測定データを比較しました。
当然、稼働時は高くなっていますが、富士市の測定局の位置により、データのバラツキがあることも確認できたと思います。しかしデータを見ただけでは、このデータのどこに疑問を感じていいるか?わかりづらいと思います。

富士市の大気環境に対する見解は、「環境基準を満たしているので問題ありません」と言うものです。
したがって問題ないと考えるのが、一般的だと思います。

ではなぜ私達が富士市の環境に対しリスクを感じ、何年にも渡って富士市に質問を繰り返しているか?
ただの心配性?偏った見方?・・・色々見方はあると思いますが、そのリスクを感じる一つが、次に示すような事実です。これは測定データに目を向けていて、初めてわかったことです。

富士市の測定データと東京の測定データの比較
富士市で窒素酸化物の測定データが最も高い測定局は、一般局では富士東小学校、自排局では富士市自排宮島です。一年を通し、ほぼこの2局が高い傾向を示しています。
今回は富士東小学校のデータを東京のデータと比較しました。実感として汚染の度合いを感じることができると思います。

直近の平日データとして、2017/01/19のデータで比較してみます。
東京のデータは「そらまめ君」で確認できます。→→http://soramame.taiki.go.jp/MstItiran.php

このサイトで東京都を選択すると、各測定局のデータを確認できます。今回は以前にも比較したことがある「甲州街道大原」のデータと比較しました。また今回はSPM(浮遊粒子状物質/オレンジ)のデータも、共通測定項目なので比較しています。
但し、SPMの単位はppmではなくてmg/m3に置き換えてください。

甲州街道大原(東京都)

この測定局の近くには大原交差点があります。大原交差点は次の図の通り、「環七通り」「甲州街道」が交差し、その上を「首都高速4号高速線」が通っています。交通量の多さは想像できると思います。
大原交差点の状況
この測定局のデータは次のとおりです。
20170119 甲州街道大原spm


富士東小学校

写真の通り周辺に畑もある、一般的なローカル風景だと思います。近くで交通量が多いと思われる道路は、上方向に約750メートル離れ、東名高速道路が通っています。写真にはありませんが、更にその約560メートル上には新東名高速道路が通っています。
201701富士東小学校写真
この測定局のデータは次のとおりです。
20170119 富士東小学校spm

比較結果

とても良く似た状況が確認できます。大都会の幹線道路の交差点データに匹敵するデータ!東京で「環七通り交差点」の混雑状況を経験しているので、初めてこのデータを見た時は信じられない思いでした。
しかし実際には「環境基準を満たしているので問題ありません」、これが法律で定められていることです。

■東京の測定局周辺の風景
20170125大原交差点の風景

■富士市の測定局周辺の風景
20170125富士東小学校風景

不思議な感じを受けませんか?

富士市の説明

この測定局が汚染データが高い原因を、富士市環境部に何度か確認してきました。当初の見解ははっきりした事はわからないということでしたが、現在は「東名・新東名高速道路の影響」というのが公式見解のようです。
この測定局の近くには目立った工場がなく、おそらくその影響だと思われます。

以上のことは、私達が富士市の環境にリスクを感じるきっかけの一つでしたが、本当のリスクを感じる理由はこの先にあります。
この測定局が最も測定値が高い場所とは言えない点もその一つです。

この測定局の立地場所の横には川が流れ、畑も広がり、大気が滞留することはないと思います。
この測定局の北側(東名高速道路方向)は、愛鷹山に続く傾斜地になっています。
状況により、大気の滞留が起きやすいと思われます。

またこの測定局は東名高速から、700m以上離れています。
もっと近い場所では?
更に、この測定局より測定データが高い「宮島自排局」の沿線では?

当然そのような疑問も浮かんできます。

私達が富士市に要望させてもらっていることは、「環境基準を満たしているから安全です」ではなく、今回のケースで言えば、より高い測定値が推測される複数地点での測定の実施や、よりわかりやすい安全性についての説明です。

今回はあまりにも環境が異なると思える2つの地区で、ほぼ同じデータが確認されている現状と、そこから推測される環境リスクについて、簡単にまとめてみました。
富士市ではまだまだ大気について、多くのリスクを感じる現象が発生しています。

工業都市の難しさがあり、市も大変な苦労をされながら対応していると思います。
規制を厳しくすれば環境改善は可能ですが、工場側の採算性の問題も出てきます。
しかも工場側からすれば、法律を満た上で稼働しているわけです。

この状況を打開するには、多くの住民の意思が働かなければ達成できないと思います。
すなわち「今のままで良い」ではなく、「改善していく必要がある」という意思です。
それがなければ行政も、法律の壁を超えて改善することは出来ないと思います。
但し、市長の強い意思があれば可能だと思いますが、今の市長は環境に問題ありませんという見解のようです。

交通の便もよく、気候も温暖、自然に恵まれ(海も山も湖も近い)、大きな潜在的力を持っている富士市。
その反面、製紙不況による収益の悪化は現実問題となっています。
更に少子高齢化・・・・etc、今後も市の財政負担は大きくなっていくと思います。

いま富士市は製紙の町から、発電所の町への変化が始まっています。
日本の2大製紙会社が現実に、富士市で工場建設という形で意思表示しています。

その姿を富士市民が望んでいるんだろうか?
将来の子どもたちに、自信を持って残せる町だろうか?

・ ・・・・続く



[2017/01/21 22:13] | 富士市関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
2017年はじめ-富士市の大気環境について
今年はじめての内容は、やはり富士市の大気環境について。
次の写真(1/1)のように富士山はいつもの通りの姿を見せてくれますが、よく見ると昨年同様、積雪量が減少しているのがわかります。地球温暖化を目で見ているようで、なんとも複雑な姿に見えてしまいます。

20170101-1元旦の富士山

また富士市の元旦風景で、今年から変わったことがあります。
下の写真の通り、例年の富士市東部地区の元旦風景は、完全に煙の見えない状態でした。
今年は石炭火力発電所が稼働したので、写真の通りの正月風景となりました。
(上の写真は年間を通して見られる、工場稼働時の風景です)
石炭火力発電所の稼働が続く限り、煙の見えない正月の風景は見ることができなくなりました。
これも多くの富士市民の選択であれば、仕方がないと考えるしか無いですが?
2017正月比較写真-assy

今年は風景だけでなく、富士市の工場稼働時と稼働停止中の元旦の大気汚染測定データを掲載します。
本データは静岡県大気常時監視速報データの、富士市測定局分をグラフ化したものです。
■こちら静岡県全データです→→http://taikikanshi.pref.shizuoka.jp/p3sat12.htm
富士市測定局のデータ
富士市全測定局12局の測定項目は、測定局により若干異なっています。
そのため全局で測定されている、窒素酸化物(NOX,NO,NO2)のデータで比較しています。

測定日は2017/01/01と工場稼働時のデータとして、2016/12/21と12/22のデータで比較しています。
グラフの内容は次のとおりです。
20170114大気汚染グラフの見方

2017/01/01 富士市大気汚染データ

富士市元旦の大気は、年間を通して最も汚染度が少ない大気で、正月しか見られないデータです。
それは多くの企業の生産活動が停止し、工場の排出ガスや生産活動に伴う自動車の排気ガスが大幅に減少するためであることは言うまでもありません。

■グラフはこちらから(PDF)→http://fujinokodomo.web.fc2.com/pdf/20170101-sokutei.pdf

2016/12/21・12/22 富士市大気汚染データ

工場の生産活動が行われているときのデータとして、昨年暮れの12/21・22のデータをご覧ください。正月のデータと比較し、非常に高くなっていることが確認できます。
また測定局の場所や測定日により、データが異なることも確認できます。

■12/21 グラフはこちらから(PDF)→http://fujinokodomo.web.fc2.com/pdf/20161221-sokute.pdf
■12/22 グラフはこちらから(PDF)→http://fujinokodomo.web.fc2.com/pdf/20161222-sokutei.pdf

このほかデータは気象条件に大きく左右され雨が降っている日は、ほぼ正月のデータに近いほど低くなります。
これは雨により汚染物質が大地に移っているだけで、大気は良くても別の不安が出てきます。
また風の強い日や土・日・祝日なども低めのデータとなっています。
また年間を通しては、春から秋の方が秋から春よりもデータは低くなっています。

但し、静岡県大気汚染常時監視システムのデータは、最新の一週間分のデータしか見ることが出来ません。
そのため「富士の子供を守る会」では、2013/11/18より毎日のデータをダウンロードし蓄積してきました。
一週間分の最新データを自動的にダウンロードし、グラフ化できるようにしています。
富士市に隣接する市や三島・大仁・浜松・・・、等のデータも蓄積しています。

このデータはあくまで一つの視点から見た場合のデータであり、これを持って大気汚染のすべてが判断できるものではありません。あくまで測定局の場所における測定データであり、測定項目も限られたものです。

しかし唯一公開されている毎日の一時間ごとの測定データであり、ここから多くのことがわかってくることも事実です。
貴重なデータですので、少しづつでも目を向けていただくことを推奨いたします。
まず手始めに、今住んでいる住居や職場の近くの測定データを確認してみてください。

これらのデータからわかってくることや疑問に思うことについて、少しづつ伝えていきたいと思います。


[2017/01/06 11:45] | 富士市関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
日本は世界で最初に、最速で、少子高齢化・人口減少社会へ到達する!
前回は経済成長出来ない国に目を向けましたが、今回は少子高齢化・人口減少について。
下図は最近良く見かける図だと思いますが、高齢者を現役世代何人で支えるかを表したものです。
社会福祉制度は、1965年は余裕でしたが、現在では相当厳しい状況、2050年は絶望的!
今の高齢者は、生きていないから関係ないよ!今の若者は、考えても仕方ないよ!

そうかもしれないけど、なんだか変だよね!

今回のデータ・資料はすべて「超高齢社会・人口減少社会における社会保障(厚生労働委員会調査室)」より。

20161208肩車社会へ
高齢世代人口の比率
1950年から2060年までの5年毎の、人口及び人口構成の変化です。(クリックで拡大)
2025年には団塊の世代を構成する約700万人が、後期高齢者(75歳以上)に到達することで発生する「2025年問題」が不安視されています。下表から2025年は1.9人。「肩車型」に限りなく近づいてきます。
2015年までは実績値で、それ以降は推計値。
推計値は出産率などを含め不確定要素が多く、実際どのような構成になっているか?誰にもわからない。

20161208高齢世代人口比率

日本が世界で最初に・最速で未知の世界へ!
2050年には、日本が世界で最初に、最速で、少子高齢社会・人口減少社会に到達するのは事実のようです。
下図から、日本が突出した超高齢化社会になることがわかります。
同じ2050年、アメリカでは若者中心の構成になっている。ヨーロッパはアメリカほどではないが、生産者の年代がピークになっている。前回の「経済成長出来ない日本」の一因が、人口構成にあることは間違いないですね。

人口ピラミット2050年 国際比較

なぜ日本が?
この傾向は以前よりわかっていたわけで、その対策はどのようになっていたか?
今も昔も政府は場当たり的な対応をしてきたと思いますが、歴史を振り返れば権力を持ったものが、自分たちの都合の良い政策を実行するのは当然の成り行き!
また今、沖縄で起こっていることを見れば明らかなように・・・
政府がアメリカの利権に左右され、自立できない状況を目の当たりにしています。
このような状況が国民にとって、さらに訳の分からない日本にしていると思います。

それらに目を向けず、何も考えず、判断せず、意思表示しなければ、時の権力者達の意向に盲目的に従うようになる。
それでそこそこ生活できれば、そのほうが楽という選択は理解できないこともない?

しかし現状を見ると最低の暮らしも厳しい状況があり、高齢化が進む中、次のようなことが当たり前に発生することは、避けようがありません。

■時事通信 12/7(水)の記事概要です。2カ月連続で最多更新=9月の生活保護受給世帯―厚労省

2カ月連続で最多更新=9月の生活保護受給世帯


厚生労働省は7日、9月に生活保護を受給した世帯が前月より266増え、163万6902世帯となったと発表した。

 前月に続き過去最多を更新し、5カ月連続の増加。景気回復で雇用状況は改善しているが、高齢単身世帯の受給が増えていることが影響した。

 受給世帯(一時的な保護停止中を除く)の内訳は、高齢者が83万5402世帯と全体の51.3%を占めた。このうち単身は約9割の75万7191世帯だった。
・・・・・


簡単な記事ですが、高齢化が進む中、必然的に起こる状況です。
高齢者夫婦の一方が亡くなることは確実に起こります。
その時、貯蓄が十分あったり、一人でも暮らせる収入が確保できれば、資金面ではなんとかなると思います。
しかし例えば、二人でやっと暮らしていた世帯であれば、とたんに貧困状態になる可能性が高くなります。
もちろん資金面だけでなく、老老介護に多くの問題点があることは指摘するまでもないと思います。

またその親を資金的にも、時間的にも支えられる身内がいれば良いですが、実際それも厳しい家庭が多いはず。さらに親の介護が必要になった時、仕事への影響は避けられず、仕事をやめなければならない状況が身近でも発生しています。

これらの状況が今はもちろん、これからは高い確率で訪れる日本が目の前に迫っています。

1.経済成長が期待できない日本
※必要な資金が確保できない状態

2.少子高齢化・人口減少が世界で最初に・最速で訪れる日本
※必要な資金需要が増大する状態

この2つが同時に起こる日本が、なんとかなると考えるのは、あまりにも軽すぎないだろうか?

しかしこれからの日本の行く末を決めるのは・・・
今でも十分恵まれ、これからの生活も不安のない、長い間に構築された利権構造の中にいる人達。
その人達が考える方策は、3.11の対応を見るととてもわかりやすい。
あれだけの事故を起こした会社でも潰れることなく利益を上げ、社員も高給が保証される。
またその事故処理費用を国民の電気代からも徴収してもらえる、なんとも会社にとっては優しい国です。

会社だけでなく、それを支持してきた政府も官僚もメーカー・・・、いわゆる原子力ムラの人達は、責任を取ることもなく、今でも安心して利権がたっぷり詰まった原発再稼働を推進しようとしています。

以下の京都新聞社説に、わかりやすく問題点が整理されています。
12/14京都新聞社説(http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20161214_4.html

今の日本の置かれている状況をしっかり認識していなければ、毎日流れるメディア報道に一喜一憂し、本質がまったく見えなくなると思います。
私達は、日本の経済成長に対する大きな不安や、少子高齢化が世界で最初に訪れる日本の現状を、しっかり認識しておく必要があると考えています。

今回の四方山話の結論!
真面目な「物言わぬ国民」は、黙って黙々と政府の方針についていく!
「問題に目を向けず、無関心になること」が、日本では賢い選択なのか?

やはりなんか変だよね!

解決策は国民が「無関心」から抜け出すことしか無いと思うけど、それが出来ないような社会構造がしっかり構築されている!
5年前までまったく縁がなかった市民活動。それに接する機会があったことで、わかってきたことです。
その壁はとても高く・厚いもので、市民の願いなどまったく届かないのではないかと感じます。

しかしよく見るとその壁は、市民自らが高く・厚いものにしている部分もあるようです。(市民活動の問題点を含め)
その部分を反省し・修正し・より良いものにしていくことは、不可能ではないかも!

そんな光の部分も、四方山話の共通認識になってきています!

ではどうすればよいか?
今年一年それをテーマに、ほとんど在庫切れ状態の知恵を絞りながら考えてきました。
そしてそのことについて他の人と会い、じっくり話をすることを心がけてきました。
その中から少しづつ見えてきたこともありますので、今後、伝えていきたいと考えています。



[2016/12/16 14:43] | 政府・議員関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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