以下は環境大臣からの「みなさまへのお手紙」だそうです。
全文はこちら→→ みなさまへのお手紙⑥ 復興に向けて、 ぜひ東北を旅行してください。 食べてください。 楽しんでください。・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ 平成 二十四年 九月 二十八日 環境大臣 細野豪志 これを無条件で信じて読む方と、そうでない方がいると思います。 私の場合はこの方は昨年の事故発生当時、子供の被曝を最小限に抑えることが出来る立場にありながら、それを行わなかった事実を持って、まったく信頼していません。(個人的見解です) この手紙を読んで子供達に大きな影響がある「放射性物質と食の安全」、政府の基準値は本当に安全だろうか?もう一度見直してみました。 下図をご覧ください! 3.11以降、私たちの食べていく食品が、相当汚染されていることは誤魔化しようのない事実です。問題は食べて安全かどうか?政府は安全ですと説明しています。 |
お茶は静岡県の主要産業で昨年の放射能汚染で被害を受け、その影響は今年も引き続き現れています。
価格が下がり採算が取れないため、2番茶を断念するケースも出ているようです。 今回お茶の検査体制について、富士市農政課で確認しました。■検査項目・生葉・荒茶・製茶・・・検査不要(自主的判断で実施しても良い) ・飲用茶・・・検査実施/基準値10Bq/Kg/検出限界1.5~1.9Bq/Kg 生葉・荒茶・製茶の検査をしない理由は、飲用茶で問題なければそれらも100Bq/Kg以下なのでと言う事でした。 またお茶の葉は食べないので、県からの指示で検査不要となっているので、と言うような理由もあるようです。 さらに健康に関しては、国の基準は十分安全な値で決められているので健康に与える影響は無いということでした。 しかし例えば・・・ ・製茶で100Bq/Kgという基準があるので、検査するべきではないですか? ・去年と比べどのくらい下がったか知りたいので、荒茶のデータが知りたいのですが? と聞いても、上記説明の繰り返しになり製茶・荒茶のデータは入手できません。 何軒もの製茶業の方に確認しましたが、やはり飲用茶のデータしかありませんでした。 現時点で知りたい場合は、民間の検査機関で測定してもらうしかないようです。 ■検査結果(市の公表値はこちら→→) 全て不検出となっています。 検出限界から、1.5Bq/Kg以下ということだと思います。 500mlのペットボトル2本で、この基準値の対象となります。 これを安全と見るか、危険と見るか、今は独自で判断するしかないようです。 ■懸念事項 1.県や市の考え方飲用茶の10Bq/Kgだけの検査にすれば、出荷規制のかかる確率がとても低くなるので、業界だけの理由を考えれば、出荷しやすくなる事は間違いないと思います。問題はこの10Bq/Kgは、絶対に安全と言えるかどうかだと思います。 安全ということが理解されれば、富士市の主要産業であるお茶に、明るい兆しが見えて良いはずです。 しかし実態はそうなっているでしょうか? 下表は、平成9年の静岡県のお茶に関するデータです。 (平成10年12月に科学技術庁が発行した、第40回環境放射能調査研究成果論文抄録集より ) ![]() 測定対象が乾物と言う記載ですので、製茶または荒茶のデータだと思います。 磐田市と修善寺町のデータですが、最大で0.04/0.32です。 製茶でこの数値なら、飲用茶だと本当の意味で不検出だと思います。 1年たった今、お茶に関して真剣に取組まなければ、今後富士市のお茶に明るい兆しが戻るでしょうか? 少なくともガレキ焼却に伴う、大気への放射性物質降下物の増加の情報は、確実にマイナスになると思います。 しかしあるお茶屋さんの答に、唖然としました。 「これからそんな事(放射能)を気にしていたら、暮していけないよ!」 少なくとも飲食物を扱う立場の人が、口に出す言葉ではないと思います。 昨年の川勝知事の安全性を強調するアナウンスには、多くの人が違和感を感じたと思います。 危険を危険と認識し、それに対して正面から立ち向かわなければ、この歴史的に大惨事を乗り越える事は出来ないと思います。 子供達に被害が出てから対応する事だけは、なんとしても避けなければなりません。 私達は農政課に対して、次の質問をさせていただいています。 農政課 殿 富士の子供を守る会 2012年6月18日 製茶検査についての質問 先日製茶検査についての質問を、担当職員の方に質問させていただきました。 その際に説明されたことを会の中で議論いたしましたが、次の点がどうしても疑問であると言うことが大勢を占めました。 つきましては、今回その点に関して質問させていただきます。 Q1:飲用茶の検査でどうして製茶が100Bq/Kg以内と確定できるのですかこの点に関しては茶葉を食べる事もある点はもちろんですが、100Bq/Kgと言う基準値が設けられているのに、その検査を行わないで良いと言う理由がわかりません。なぜ飲用茶の検査10Bq/Kgを持って、製茶が100Bq/Kg以内と確定できるのでしょうか。その法的根拠を含め、説明をお願いいたします。 Q2:飲用茶の10Bq/Kgという基準値で安全と言う根拠を教えてください原発事故前は製茶や荒茶の汚染度が、0.32Bq/Kgや0.04Bq/Kgという低い値でした。(平成10年12月に科学技術庁が発行した、第40回環境放射能調査研究成果論文抄録集より)おそらく飲用茶にした場合、更に大幅に低い値を示すと思います。 このように長い年月私達は、そのような低い汚染度のお茶を飲んでまいりました。 飲用茶で10Bq/Kgという基準値は、原発事故以前の100倍から1000倍以上の汚染度と想定されます。 (1)毎日大量に摂取するお茶の安全性について、これらの事を含め10Bq/Kgで安全と言われる根拠をお示しください。 (2)もし私たちが民間の検査機関で検査し、100Bq/Kg以上の値がでた場合は、どのような対応をしていただけるのでしょうか、教えてください。 Q3:1年経過したにもかかわらず製茶の汚染度が、原発事故以前の汚染度より大幅に高いと想定される理由とその汚染度を下げる対策方法について教えてくださいなぜ一年経過した時点で製茶の基準値が高いのかその理由及び、どうすれば原発事故以前のレベルに戻す事が出来るのかその方法について、現時点で考えられることを教えてください。■この件に関する市のお問合せ先 農政課農業振興担当 電話:0545-55-2781(直通) メールアドレス:nousei@div.city.fuji.shizuoka.jp |
11/16(水)次の記事が配信されました。
おそらく多くの人の目には触れず、見た人もほとんどの人が簡単に通り過ぎてしまう記事かもしれません。 ただこの事実はしっかり受け止めなければならない、とても重要なニュースです。 放射性セシウム:福島市のコメから規制値超630ベクレル毎日新聞 11月16日(水)21時58分配信◇政府が出荷停止検討 福島県は16日、福島市大波地区産のコシヒカリ(玄米)から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウム630ベクレルを検出したと発表した。コメの暫定規制値超過は全国で初めて。政府は同地区のコメを出荷停止にする検討を始めた。 県は同日、大波地区の稲作農家154戸に出荷自粛を要請。厚生労働省は県に対し、同地区や周辺で収穫したコメのサンプル検査の強化と、既に流通したコメの追跡調査を要請した。 県や市によると、今月14日、地区内の一農家が自宅で消費するために保管していたコメの安全性を確かめようとJAに持ち込み、簡易測定器で測定。高い数値が出たためJAが福島市に連絡し、県で詳しく検査した結果、玄米で630ベクレル、白米で300ベクレルを検出した。農家はこのコメの出荷も予定していたが、まだ市場には出回っていないという。 大波地区は東京電力福島第1原発から約60キロ離れた中山間地で、154戸の稲作農家がある。原発事故による放射線量が比較的高く、福島市は10月18日から地区の全世帯を対象に、本格的な除染作業を進めている。この農家の水田はくぼ地にあり、沢水を使っているといい、周囲の放射性物質が蓄積された可能性があるとみられる。コメは収穫後に天日干ししていたが、市は「セシウムの濃度が高かったこととは関係がない」としている。 原発事故を受け、政府は17都県を対象に収獲前の予備検査と収獲期の本検査を実施。大波地区では9~10月に予備検査を1地点、本検査を2地点で行い、検出値は28~136ベクレルだった。県内すべての検査が終了し、佐藤雄平知事は10月12日、県産米の「安全宣言」をしていた。 厚労省監視安全課は「予備検査と本検査で何カ所も調べ、すべて規制値以下だったのに、なぜ今ごろ規制値を超えるコメが出るのか。消費者の信頼を得るには、いったん出荷停止とし原因を究明する必要がある」と話している。 野菜も米も肉も魚も全て今の検査は抽出検査で、全数検査ではありません。 しかも抽出されるサンプル数が、とても少ないのが現状です。 したがって今回のような検査漏れは、米以外でも当たり前に発生していると思います。 すでに流通し食べられている物もあるはずです。 これが国や県の「安全宣言」の実態です。 更に恐ろしいのは、例えば市場に出回り食べられた後でも「健康に害がないレベルで問題ありません」、と言うことで簡単に通り過ぎていきます。 汚染肉牛問題でも、何ヶ月も食べていた人がいたかもしれないのに、国はその人たちのフォローは何もしませんでした。 この状態が今後何年も続くことが想定されます。 心配なのは子供たちです。 これから何年も食べ続け、一回の量は少なくても蓄積され繰り返され、その間確実に細胞は傷つけられます。 人間の細胞には修復機能があり、多くの場合その傷は修復されます。 しかしそれには常に、修復されないリスクがつきまといます。 修復されなかった場合、細胞分裂が盛んな子供たちへの影響は、大人の何倍も高くなります。 専門家の間でも低線量被曝については、確定した結論はありません。 非常に深刻な結果が想定されると言う説もあり、ほとんど心配ないという説(特に国側の学者の見解)もあります。 今回の出来事から、国が推奨する説を支持することが出来ますか?今富士市でも富士宮市でも給食の安全性について、心配されているお母さん達が増えています。 |
福島の早場米について出荷が開始されましたが、本当に大丈夫でしょうか?
NHKニュースの伝えるところによると、以下の通りです。 ・8/26 福島県は、収穫の時期が早い早場米について、県内のすべての農家を対象に放射性物質の濃度を調べる独自の検査を行っています。26日、行われた検査では、5か所の水田の早場米のうち、二本松市の旧大平村で収穫された玄米から、1キログラム当たり22ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。これは国の食品の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを大幅に下回っていて、福島県は食べても健康に影響がないレベルだとしています。また、この玄米を精米し、白米にしたうえで改めて調べたところ、放射性物質は検出されなかったということです。 ・8/29 放射能検査で問題がないということが確認されたので出荷が開始されました。 福島ふるさとニュース(NHK)はこちら→→ ■福島県の早場米の検査結果 検出されず。 早速市内のスーパーに向けは出荷されました。 8/30日から郡山のスーパーなどで販売されるそうです。 これで消費者にとって本当に安心できるのでしょうか? ■農家の方の感想 ホッとしました。 ただほんの一部でこれから大量に出てくるので、まだまだ不安があります。 米の放射性物質検査の説明会が、農家・消費団体を対象に福島市で行われました。 |