福島市は全市の除染を決定しました。福島市の住民の方にとっては良い知らせだと思います。
ただその現実を見たときに、その環境で若い人を集めイベントを実施することは、どうしても疑問が残ってしまいます。 余震も活発です。 しかし「ふくしま総文」に予定変更はないそうです。 多くの人たちが「参加」「不参加」で悩んでいます。 それは突き詰めると次の二つの選択のうち、どちらを選択するかと言うことだと思います。 2つのモデルケースを比較してみました。政府・マスコミ報道を鵜呑みにせず、まず立ち止まって冷静に事実を比較してください。 どちらを選択しますか? 今日本ではどちらも選択することが出来ます。(下図) 事故発生以来、国の対応に疑問を持つケースが続いています以下は一例ですがとても影響が大きく、今も多くの人の心を傷つけていると思います。 ■国はBでも「直ちに影響のあるレベルではないと」言い続けています。 影響がはっきり出るのは、5年・10年・20年先です。 責任回避の卑怯な言い方ではないですか。 この言葉を信じ被曝をした人がいないことを祈るしかありません。 ■福島県のリスク管理アドバイザーは「100mSv/年」でも問題ないと言い続けていました。 国の決めたことだから従うべきだとも話しています。 「山下俊一教授」のキーワードで検索してみてください。多くの記事や動画がご覧いただけます。 ■以前から要求してきても実施しなかったWBC検査。 生物学的半減期が過ぎ、既にヨウ素は検出できなくなってからやっと始まりました。 個人的にはこれは犯罪に匹敵する行為だと感じています。 政府は飯館村や浪江町の深刻な汚染状態は早い段階で知っていたと思います。万一知らなくても4月の航空モニタリングデータで、チェルノブイリより汚染がひどい地点があるのがはっきりしました。 当然子どもの被曝が心配ですぐWBC検査をすると思っていたが、一向に実施する気配がなく今に至っています。 ■テレビ・新聞は今も「安全報道」を流し続けています。 「安全です」「まったく問題ありません」これを繰り返す学者が、どれだけテレビに出たでしょうか。 Bに批判的な学者は、ほとんどテレビに出ることはありません。 先日NHK・TVに出た琉球大学の矢ケ崎名誉教授は、以前より内部被曝を訴え現状に対して警告を発し続けています。番組では話をさえぎられる等の嫌がらせとも思える対応があり、多くの人が怒りの声を上げました。 (教授の動画は長時間ですのでゆっくりご覧ください) すげのや現松本市長(医師)は、3月の時点で次のようなメッセージを出しています。→→ この頃は多くの学者がテレビで、一回限りのレントゲンの線量と比較し「安全です」を繰り返していた時期です。 すげのや市長はチェルノブイリ事故後現地に入り、多くの被曝した子ども達の治療を行っています。 テレビで「安全です」と話す学者と比較し、どちらが信頼できますか? ■先日の汚染牛肉流通の件も、政府は「今市場で売られているものは絶対安全です」といい続けていたのに、この事態が発生しても誰も責任を取るどころか、少量なので食べても問題ないと発言しています。 国民にとって最も大切な食の安全が崩壊したのに、とても理解できない対応です。 これらのあやふやな対応のため福島県の人たちは考えが2分され、家族でさえも意見の食い違いが出て悩みを大きくしています。 |
本ブログでは「ふくしま総文」について、今継続して注目しています。
それは次の理由によるものです。 (理不尽かどうかは、主観の問題で押し付けるものではありません) 1.若い人たちに被曝リスクを背負わせてはいけない。 2.8/3が開催日のため時間があまりない。 3.なぜ今福島開催なのか?他の場所ではいけないのか?20mSv問題と同じとても理不尽な出来事。 4.参加予定者にとっては全国共通、九州でも東京でもまったく同じ身近な問題。 5.一人一人が意思表示すれば、場所変更の可能性がある。 6.国・県の理不尽な政策をストップさせるきっかけにしたい。 事故当時から適切な避難指示を出さず、避けられた被爆をさせた可能性がありながら、追い討ちをかけた山下教授や御用学者による世論操作、以前からあったWBC検査の声に耳を貸さず今頃になって実施し始める対応。あまりにも福島県民の健康を無視した数々の対応に、もう待ったをかけていかなければと思います。 misato yugiさんのイラスト。早く思い出話に出てくるようにしたいものです。 しかしまだ現実の出来事です! ツイッター・フェースブック・ブログ等は大変優れた情報発信・伝達手段です。 しかしその先に、それぞれ個人の意思・判断そして行動がなければ、何も変える事は出来ないと思います。 たとえば汚染肥料の問題も深刻だと思います。 知らずに購入し家庭菜園。その肥料からの直接被曝と野菜を食べた時の内部被曝について、政府の説明ではとても安全などとは思えません。 ネット上ではすでに多くの情報が発信されています。 もし身近なホームセンターで販売された場合、店はもちろん市に対しても直接抗議をすることが必要です。 今はもうその危機感を持たなければ、子どもの健康は守れない状況になっていると思います。 「ふくしま総文」はもうあまり時間がありません。 本人・家族の方達は是非一旦立ち止まり、被曝について目を向けてください。 なぜ今福島開催なのか?その方針にも目を向けていただきたいと思います。 本日、福島事務所に開催場所変更のお願いと次の質問をして見ました。 ・今もM7.1の地震が発生しています。見直そうと言う意見は出ませんでしたか? →→特に変更の声は出ていません。もちろんリスクに対して、どのように対応すると言うことは検討されています。 ・会場付近にも放射線量が高い地点がありますが放射線量は? →→今日会場の線量はHPに出ます。 ・福島市ではストロンチウムも検出されています。県のその後の対応は? ストロンチウムは少ないから良いという核種ではないと思いますので。 →→特に対応したとは聞いていません。 ・飲食物に関しても検査が集中し、検査漏れを否定できない状態で不安が残りますが問題は? また今回の牛肉汚染もあってはいけないことですが、まず出荷することを先行させ安全管理は二の次になっていると思いますが、「ふくしま総文」同じ考えではないですか? →→??? ・福島県知事は従来より疑問の声を無視し、福島産野菜の販売キャンペーンを実施していますが? 朝のNHKニュースで桃の出荷について、「基準値以下だからまったく問題ない」と言うコメントが流されました。数値が不明では安全ですと言われても判断できません。 →→??? ・福島県の放射線リスクアドバイザーは、以前より100mSvでも安全と言う説明を続け、県はそれを後押ししてきました。 現在も在籍しているということは県はその意見を支持しているのですね? →→在籍中です。県の立場はそうだと思います。 今はまず開催することが前提で、安全のことなど二の次だと感じています。 今までもいろいろ発生している事実の中で最も怖いことは、後になって汚染がひどかったと言う事実が出ている点です。 いまだに多くの問題を指摘されているリスクアドバイザーの意見を採用している、福島県の「安全」と言うメーっセージ、私にはとても信じることは出来ません。 疑問が残る場合はぜひ、直接事務局に確認していただくことをお奨めいたします。(下記) 第35回全国高等学校総合文化祭福島県実行委員会事務局 (福島県教育庁 全国高等学校総合文化祭推進室内) 〒960-8688 福島県福島市杉妻町2-16 (福島県庁西庁舎10階) 電話:024-521-7792、024-521-7664 FAX:024-521-7964 電子メール:sobun@pref.fukushima.jp (コピーの際は@を小文字にしてください) 次のサイトに参考になると思います! →是非一度ご覧ください。 また文科省がHPで公開している「保護者の皆様へ」の資料は次の通りです。参考にしてください。 ![]() 「参加」「不参加」の結論は別にして、当事者の方たちが自身をもって判断できることを願っています! |
福島県実行委員会事務局に現在の状況について確認してみました。
現時点で開催の方向には変わりはないようです。 ①トータルの出場予定者は、概算で12000人程度。(通常開催の場合は20000人程度) これは会場が確保できない等の事情により、開催できない部門があるためという説明でした。 もちろん不参加者もあると思います。 また各部門の参加者人数は把握できているようで、聞くと答えてくれました。 ②心配されている保護者の皆さんからの問い合わせは、増えているようでした。 担当者の方ももし自分がその立場なら不安になると思いますので、良く理解できます話していました。 またいつでも遠慮なくおたずねくださいということです。 実際我々も現に住んでいる方がいる場所が不安だと話すのはとても心苦しいことや、こんな時期の開催はスタッフの方も大変だと思いますという気持ちは伝えました。 ③会場及びその周辺の放射線量測定結果を来週中に発表するそうです。 「信頼できるデータでしょうか?」失礼だと思いましたが聞いてみました。 もちろん信頼できませんとは話せませんよね。 専門業者に依頼して測定するそうです。まず見てみたいと思います。 ネット上では開催場所変更等の声は増えていますが、トータルではまだ開催場所を動かすまでにはなっていないようです。 不安を感じている場合は、ぜひ問い合わせをしてみてください。 また場所変更の要望がある場合も是非その声を伝えてください。 第35回全国高等学校総合文化祭福島県実行委員会事務局 (福島県教育庁 全国高等学校総合文化祭推進室内) 〒960-8688 福島県福島市杉妻町2-16 (福島県庁西庁舎10階) 電話:024-521-7792、024-521-7664 FAX:024-521-7964 電子メール:sobun@pref.fukushima.jp (コピーの際は@を小文字にしてください) 以上、現時点の報告です。 |