富士市では、8/13~18日(9:00~17:00)まで、ロゼシアターで戦争展が開かれています。
その中で浪江町から富士市に避難され塾を始めた堀川先生が、福島の現状について広く知っていただくためのコーナーを設けていました。 上記開催日には毎日、説明に来られるという事です。 そのために一週間の休みを取ったそうです。 いろいろな話をお聞きしました。 ここで下手な説明をするより、ぜひ皆さんに直接話を聞いていただきたいと思います。 福島県の現状に関しては、ネット上の情報と行政やメディアが流す内容に大きな隔たりがあり、直接現地の情報を得ることが出来ない我々には、どのように判断したら良いか?迷う事が多いのが現状だと思います。 ぜひこの機会に現状について、疑問に思っていることを聞いてみてください。 そして正しい福島県の現状を知っていただきたいと思います。 堀川さんは・・・ 現地の復興のためには、様々な面からの援助や協力が必要です。 しかし私が今一番大切にしたい事は「子供達を守る事です」と話されています。 直近のケースでは、いわき市の四倉海岸の海開きの話が出ました。 詳しく知らなかったので帰って調べてみました。 これはいわき市が発表しているデータです。![]() 0.23μSvとは一般的に除染対象の数値です。(富士市は0.19μSv/環境保全課に確認済み)※詳しくはこちら→→ |
あまりにひどい事実なので、消去される前に記載しておきます。
福島県の子供達の健康に、大きな影響を及ぼす検討委員会。 そこがこのようなをことを行っても「今後は開催しない」と言う事で、批判される事も無く、責任を取ることも無く、何事も無かったように過ぎて行く。恐ろしい事です!原文こちら→→ <福島健康調査>「秘密会」で見解すり合わせ毎日新聞 10月3日(水)東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が実施中の県民健康管理調査について専門家が議論する検討委員会を巡り、県が委員らを事前に集め秘密裏に「準備会」を開いていたことが分かった。準備会では調査結果に対する見解をすり合わせ「がん発生と原発事故に因果関係はない」ことなどを共通認識とした上で、本会合の検討委でのやりとりを事前に打ち合わせていた。出席者には準備会の存在を外部に漏らさぬよう口止めもしていた。 【出席者に口止め】秘密会、別会場で開いて配布資料は回収し「保秘」徹底 県は、検討委での混乱を避け県民に不安を与えないためだったとしているが、毎日新聞の取材に不適切さを認め、今後開催しない方針を示した。 検討委は昨年5月に設置。山下俊一・福島県立医大副学長を座長に、広島大などの放射線医学の専門家や県立医大の教授、国の担当者らオブザーバーも含め、現在は計19人で構成されている。県からの委託で県立医大が実施している健康管理調査について、専門的見地から助言する。これまで計8回あり、当初を除いて公開し、議事録も開示されている。 しかし、関係者によると、事務局を務める県保健福祉部の担当者の呼びかけで、検討委の約1週間前か当日の直前に委員が集まり非公開の準備会を開催。会場は検討委とは別で配布した資料を回収し議事録も残さず、存在自体を隠していた。 9月11日に福島市内の公共施設で開いた第8回検討委の直前にも県庁内で準備会を開いていた。同日は健康管理調査の一環である子供の甲状腺検査で甲状腺がん患者が初めて確認されたことを受け、委員らは「原発事故とがん発生の因果関係があるとは思われない」などの見解を確認。その上で、検討委で委員が事故との関係をあえて質問し、調査を担当した県立医大がそれに答えるという「シナリオ」も話し合った。 実際、検討委では委員の一人が因果関係を質問。県立医大教授が旧ソ連チェルノブイリ原発事故で甲状腺がんの患者が増加したのは事故から4年後以降だったことを踏まえ因果関係を否定、委員からも異論は出なかった。 また、昨年7月の第3回検討委に伴って開かれた準備会では、県側が委員らに「他言なさらないように」と口止めもしていた。 毎日新聞の取材に、県保健福祉部の担当者は準備会の存在を認めた上で「あらかじめ意見を聞き本会合をスムーズに進めたかった。秘密会合と言われても否定できず、反省している。(今後は)開催しない」と述べた。 福島県の県民健康管理調査は全県民を対象に原発事故後の健康状態を調べる。30年にわたり継続する方針で、費用は国と東電が出資した基金で賄う。 ■関連記事こちら→→ |
8/27(月)に放送された「福島ふるさとニュース(NHK)」の中で、校舎・校庭の除染が進んだと言う事で、元の学校に戻ったある生徒の状況が放送されました。
228人の中で、戻る事を選択したのは31人だけ! 一年半たってもまだまだ続いている、福島県の辛い現実です。 ■「原発事故の後いわき市の学校に間借りしていた広野町の中学校が、除染が進んで校舎や校庭の線量が下がったとして、元の校舎でおよそ一年半ぶりに授業を再開しました。」 しかし戻ったのは228人中わずか31人。 80%は避難先に残ったままです。 保護者達は学校に戻すべきかどうか、厳しい選択を迫られています。 ■「慣れ親しんだ環境で子供をノビノビ育てたいと町に戻る決意をしました」 お母さんはこのように話しています。 ■「ここの山が少し線量が高いので、子供達を少し急がせて行きます」 線量は0.6くらいだそうです。 走って通り抜ける姿は、なんとも辛い光景です。 私の住んでいる静岡県富士市では、とても想像できない線量です。 ■校舎と校庭の除染が済んだと言っても、このような山がある地形では、とても全て除染する事は出来ないはずです。 風が吹けば放射性物質が運ばれ、マスクなしでは危険を感じてしまいますが、実際はどうなんでしょうか? ■「戻ってきたくても、戻ってこれない友達がいるので・・・」と話しながらこみ上げる涙が、今の現実の全てを表しているように感じました。 ■およそ一年半ぶりに戻った31人の学生達。 今後自分の居場所として、安心して学校生活が送れると良いですが? ■それでもみんなと話す姿は、とても楽しそうです。 ごく当たり前の姿が、とても印象深く感じてしまいます。 ■最後のアナウンサーの言葉「それぞれが選んだ道が、最善の道だったと思えるようにみんなでして行きましょう」 これだけは、有り得ない事だと感じてしまいました。 危険を避けるため避難を選択した人、危険をある程度覚悟しながらも戻る事を選択した人、こんな相反する選択をしなければならない現状に、疑問を投げかける事が正しい報道だと思います。 この報道は「避難先からなるべく故郷に戻すために企画された」ものではないと信じたいですが?福島県は当初から専門学者を使い「100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません」「外で遊ばせて大丈夫です。マスクをしなくても大丈夫。もちろん普段通りの通学も問題ありません」など、徹底した安全神話を広報してきた経緯があります。さらにそれらの発言に多くの非難が集まると「100マイクロシーベルト/h」が「10マイクロシーベルト/h」の誤りであるとして訂正しています。 そんな訂正で許される事ではない重大な事であるにもかかわらず、その学者が福島県立医科大学副学長として、いまだに大きな影響力を持っています。 一度高度に汚染された広大な土地の除染など、どう考えても無理だと思いますが、莫大な費用を掛けて除染をしようとしています。 そして危険が存在しているにもかかわらず、福島県に人を戻そうとしています。 例えば・・・ 静岡県富士市は交通の便も良く、気候も温暖です。 しかし本年度の市の予算は、前年度に比べ-34億と大幅に減少しています。 景気後退による税収減も明らかだと思います。 福島県はさらにとてつもなく大きなハンディーを負っているわけで、どう考えても当面経済発展など見込めるとは思えません。企業が積極的に進出するはずもありません。 その原因は明らかに放射性物質の影響です。 今後最も問題とされるセシウム137は、30年たっても半分になるだけです。 60年たっても1/4です。 そのような状況の土地に、危険も存在する土地に、子供達を戻して良いでしょうか? 今回の「元の校舎で1年半ぶりの授業」と言うNHKの報道は、とても復興が進んでいるとは考えられない、逆に重い課題を提供したものだと感じました。 このような現状に疑問を感じた我々は、どうすればよいでしょうか? 近く実施されると思われる総選挙! 原子力村を始め、このような社会を推進し・放置してきた「自・公・民」と言う政党だけには絶対投票しないぞ! そんな思いが強くなった今回の報道でした。 ■ニュース動画はこちら→→ |