ふくしま総文について多くの家族が悩まれていると思います。
子供さんの努力した成果を発表させてあげたい、本当は喜んで送り出してあげたい、でもつきまとう被曝リスク。 会場さえ変更すればそんな問題も解決できるのにと、なんだか悔しくなってきます。 このブログは「会場をリスクの低い場所に変更して欲しい」という思いで情報発信しています。 それがいろいろな状況を考慮した場合に正しいかどうかわかりませんが、親の思いとしては間違ったものではないと思います。 また今から開催日を変更し場所を変更し開催することは、非常に難しいことは承知しています。 開催のために努力されてる現地スタッフの皆さんや、このようなときだから余計に開催を楽しみにしている皆さん もおられることだと思います。 そして本当は出場したいけど出来ず、悔しい思いをしている高校生の皆さんもいると思います。 以下は、悔しい思いをしながら参加を断念した、 snowwhite0113さんのツイートから、転載させていただきました。 私はもともと某部門に出場が決まっていました。 高校三年間はもちろん、私は中学から部活に入っていたので合わせて六年間の最後の最後の集大成となる予定でした。 必死に練習しました、自分の最後の舞台を完璧なものにしたかったから。震災後、ふくしま総文が開催されると聞いたときは本当に本当に嬉しかったです。半分諦めていましたから。 しかし、続く原発問題に私たちも不安がつきまといました。 どんなに自分が出場したくても、メンバーが揃わなければ出場することはできない。 そんなとき一回目の保護者会が行われ、そのときは部員全員が出場できるということになりました。 ですが、原発の状況がメルトダウンからメルトスルーへと変わり、二回目の保護者会が行われました。 そのあとメンバーは11人から6人へと減り、参加の下限である5人をぎりぎり超す形となり私やほかの3年生も出れるかもしれないと淡い期待をしていました。 でも、そんな淡い期待も打ち砕かれ、今日顧問の先生から出場できない旨を伝えられました。 理由はなにかあったときの責任が取れないこと。 パートの人数が偏りすぎていること。 今残ったメンバーだけで、今から全国レベルに引き上げるのは不可能だということ。 その3つでした。 なんで。どうして。という気持ちでいっぱいでした。でも、どうすることもできませんでした。 だって、誰も悪くないから。誰を責めることもできないから。 でも本当は少しだけ他県で行われる部門がずるいと思ってしまいました。 けど、だからってどうなるわけでもなくて。 出場したかったのはみんな同じなんです。出場をやめたメンバーも、「出たかった」と…。 これからの総文祭にはそんなことはあってほしくない。私みたいな思いをする人がいてほしくない。 だから、お願いです。 とやま総文やながさき総文では出場したいのに、出場できるはずだったのに、出場できないなんてことが絶対ないようにしてください。 文化部だって運動部に負けないで頑張ってるんです。その場を潰さないで。 長々と書いてしまって申し訳ありません。 でもこれが私の願いなんです。 これからの総文祭がもっともっと素晴らしいものになってほしい。そしてふくしま総文が本当に盛り上がってほしい。 だから、このツイートをしました。最後までご覧いただいて本当にありがとうございました。 この文を読んだ時その思いがストレートに伝わるすばらしい文で、snowwhite0113さんの許可をもらい転載させてもらいました。 文中の「誰も悪くないから。誰を責めることもできないから」これがこの問題のとても辛い部分だと思います。 若い高校生の皆さんの将来にわたる健康を第一に考えた場合、親や周りの大人たちが不参加の判断をすることも決して間違ったものではないと思います。 そしてそれ自体とても辛い決断です。 今からでも双方の気持ちに答える為に、政府や県の英断を期待したいと思います。 本日、福島県実行委員会事務局に電話で聞いてみました。 丁寧な話に好感が持てましたが、自信がないようにも感じられました。 参加・不参加について学生本人・家族が悩んでいるがどう思いますか?このことに関して知らなかったということでした?もし本当でなら現地スタッフの皆さんは県の指示を受け、ひたすら準備作業に追われているという状態でしょうか? 実際、地震で被害を受け開催予定の建物も変更・中止されその手配・準備もあると思います。更に今回計画停電も加わり、通常の開催より何倍も大変だと思います。 参加人数は減っていませんか?「前回の宮崎大会と同程度と聞いています。」高等学校文化連盟から知らされている数字のようですが。 実数は不明ですが、実際に辞退している声が聞こえる以上、減っていることは間違いないと思いますが。 今絶対安全だと断言できますか?「政府・県の見解では安全ということになっていますので。」 更に「それでは絶対大丈夫ですか」と聞いてみました。これは答えられないのを承知で聞いてみました。 「会津は大丈夫ですが、福島・郡山の一部が・・・」 答えづらそうにそのような感じの話をしてくれました。確かにそれらの地点は2μSv/h程度の高い地点が点在するようです。 その他いろいろな話をしましたが、決して「安全ですばらしい催しですから、ぜひいらっしゃってください」等という雰囲気ではありませんでした。 現地スタッフの皆さんにとって「福島開催」は辛い選択のように感じました。 出来れば現状確認・疑問点の確認・要望等、できるだけ現地スタッフにたずねてみると良いと思います。 遠くではわからない現地の状況を少しでも理解でき、更に要望を伝えることで何かが動くこともあります。 まずできるところから! 第35回全国高等学校総合文化祭福島県実行委員会事務局 (福島県教育庁 全国高等学校総合文化祭推進室内) 〒960-8688 福島県福島市杉妻町2-16 (福島県庁西庁舎10階) 電話:024-521-7792、024-521-7664 文化庁は今日休みのようなので来週調べてみます。 また既にご存知かもしれませんが、下記サイトの6/29作成した内容はとても丁寧に、判断するための情報が記載されています。 まだご覧でない場合は是非ご覧になってください。 「ふくしま総文」に参加する高校生のみなさんへ→ ここからはまったく個人の思いです! 自分も親として、悩まれる親御さんの気持ちは良くわかります。 静岡では本人の承諾書が必要で、最後は本人家族の判断で決めることが出来るようです。 ただ学校が行くと決めてしまったら、断りづらい等のことはあると思います。 でもいくら考えても自分なら「行くべきではない」という思いは変わりません。 今静岡県富士市の空間線量は0.05~0.09μSv/h程度のようです。 静岡より西の方は更に低いと思います。 福島の会場付近の線量はどうでしょうか? 2μSv/hを超える地点があるようです。 福島県でも多くの人が、放射線量の低い地区に避難している現実も考えてみてください。 (前回も書きましたが、福島の方たちのことはどう考えているのか?と聞かれた時、納得していただける答えは見つかりません。「本当に申し訳ありません」としか言えない自分が情けないですが) 最近また地震が増えています。 そのリスクも考えなければなりません。 そのリスクの先には原発があり、簡単に通り過ぎるわけにはいきません、 まだこれから多くの人生を残している若者にとっては、重過ぎる選択だと思います。 もちろん今の福島会場付近がとても危険で、ガンになったりするリスクがすごく高いと言うことではないと思います。 でも今住んでいる地区より確実に放射線量が多いはずです。内部被曝の危険もあります。従ってリスクは増加します。 今それを承知で行くことが、行かせることが、良いかどうかということだと思います。 ぜひ家族でとことん話し合って欲しいと思います。 その上で承諾書(同意書)を提出して欲しいと思います。 どちらの選択にしろ学校に提出する時、出来れば「会場を変更して欲しい」と声を出して欲しいと思います。 今とるべき行動は?ご意見お聞かせいただければ助かります。 被曝リスクを正しく理解するため、DNAの被曝について調べてみました。参考までにご覧ください→ スポンサーサイト
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