伝わらない事実-2
【IWJ福岡】さんが、北九州市小倉駅前にて行われた、細野原発担当大臣のがれき広域処理について理解を求める街頭演説の様子を伝えてくれています。(2012年3月25日12時~)

私は細野大臣の選挙区に住んでいて、細野議員に投票しました。
その責任と権利があると思いますので「あなたは今北九州でビラ配りをしているときではない」と言わせてもらいます。
長く続いた自民党議員を破り当選したあなたに、多くの県民は期待し、希望を持ちました。
しかし今はあれだけ批判していた自民党より、更に理解できない、まったく官僚の言いなりに動いているとしか思えない行動を続けています。

もう一度原発事故で苦しんでいる人たちの声に、真摯に耳を傾ける事からやり直して欲しい!
最後に、福島のお母さんの声を、許可をいただき転載させていただきました。
以前のあなたなら、この声が届くはずですが!


大臣達
環境省の大臣と副大臣が二人揃って北九州小倉へガレキ受入要請に!
しかし石巻市のガレキの量、その中で北九州市で処理してもらいたいガレキの量、が答えられない大臣・副大臣。
こちら→→

ビラ配り
いま大臣が1人でビラ配りをしている時ですか?
これがパフォーマンスでなくてなんですか?
環境省は今やる事が山積みのはず。
・2号機の水が少なかった→どこへ漏れているのか?
・4号機は震度6~6強に耐えられるのか?
・被災地の堤防作りが急がれるのでは?
・何よりも福島の子供達の安全は?
福島のお母さんたちの不安の声を聞きなさい!

お母さんの訴え
多くの報道陣・カメラ・職員・群集に囲まれながらも、必死に訴えるお母さん。
何でこんな形でしか話が出来ないんでしょうか?
「住民の方に説明し、ご理解いただいて・・・」行政がよく言う言葉ですが、いつそれをやってくれるのか、自由に参加できて、自由に質問が出来る説明会をどこでやってくれるのか?
市にいくら言っても答は返ってこない!
次は福島のお母さんが、今の気持ちを伝えてくれたものです。
多くの人に知ってもらいたい!
福島県だけでなく全国で、毎日苦しんでいる、お母さん達の心情を伝えてくれていると思います。

瓦礫の受け入れに反対をしてください。~福島の母親たちより~
2012.03.24 Saturday
『今年は復興元年』


『瓦礫の処理が進まないことが復興を妨げている』
北九州へ避難した友人ばかりではなく
各地へ避難した母親たちが、瓦礫の問題で苦悩の日々を過ごしています。
避難しても尚、気の休まる暇がないばかりか
地元の住民の方々との意識の違いで孤独感を抱え
福島にいて散々苦労してきたことを、また繰り返さなければならない彼女たちの現状を思うと
胸が締め付けられる思いでいっぱいになります。

難しい分析や見解などは専門家の方にお任せ致します。

瓦礫の受け入れをすることによって
その後起こりうるであろう暮らしの変化や
放射能と共に暮らすということがどんな心情を伴うかということを
母親の立場で書かせて頂きたいと思います。

1年という月日の中で学んだことはたくさんあります。
本当のことは後から分かるということ。
細心の注意を払わないということは自ら被曝を受け入れることと同じだということ。
目を光らせていなければ、いろんなことはどんどんなし崩しになっていきます。
1年が経ったから大丈夫なんだという、なんとなくの流れが私たちの周りを囲んでいます。

何事もなかったということにしたいという思いが見え隠れし
原発事故って、こんなに軽いものなのだったの?と、あまりの終わった感でいっぱいの空気に脱力感でいっぱいになります。
私たちの悲しみに目を向けて、同情をして、分かち合いをして下さるのなら
瓦礫を受け入れるのではなく

どうか、私たちの変わってしまった日常に目を向けて下さい。
季節ごとの楽しみは悲しみに変わりました。
これらはもう元には戻りません。

子どもたちに『さわっちゃダメよ!毒だよ!』と自然を敵のように言わなければならないことはとても悲しいことです。
大好きなお花摘みもできなくなりました。
草の上を転がりながら遊ぶ子どもたちの様子を、目を細めながら眺める日々は戻っては来ません。

震災以降、私たちは『心穏やかに過ごす』という精神を失ってしまいました。
目の前にあるものは被曝の原因となるものかもしれず
子どもの行為ひとつひとつが危険を伴う行為かも知れない
そんな中で心穏やかにいるということは、とても難しいことです。

神経質な母親だからではありません。

それは、自分が子どもの成長に責任がある存在だということを、強く意識すればこそのことです。
私たちを、ひとくくりにしないでください。
不安定さは認めますが、意味もなく不安に駆られているわけではありません。
こにとどまったとしても、できる限りの安全を確保したい
それを日常の中で持続させ続けることは大変なことです。
心の休息を取らなければ、まいってしまうというのが正直なところです。
しかし、現状はといえば
震災以降、安全を確保するために努力をしている人たちは
県外の安心と思われる食材を取り寄せ、水も購入し、使い捨てのマスクも常にストックし
休みの日はなるべく遠くへ出かけ

被曝がどれほどのものだったのだろうかと実費で検査をし
その出費をムダ遣いだと夫に叱られながらも
何度も検査を続ける母親の気持は悲しみでいっぱいです。

家計は見事に火の車
そのためには今まで以上に家計を切り詰め、働かなくてはなりません。
心の余裕どころか経済的な余裕すらなくなってしまい
それが心の窮屈さに繋がってしまっていることも事実です。
常に何かに追い詰められているような日々

学校からのお便りが届くたびに出るため息・・・
『ああ、なんだか原発事故なんてなかったかのよう・・・。放射能に注意を払うような内容なんてどこにも見当たらない・・・』
教育の現場が、できる限りの策を常に考えて、子どもたちを全力で守ってくれるであろうという
私たちの予想は見事に外れたというショック・・・
このショックはいまだに癒えていません。
当たり前に戻そうとする勢いに、不安を抱く母親の疲れは更に膨らんでいくのです。
それを共有できている人は幸せなほうです。
未だに一人ぼっちで悩みを抱えながらいる母親に
私は会いたいと思うのですが
それもなかなかできていないかもしれません。

安心の度合いは人それぞれなので押し付けることはできません。
こんな教育委員会の言葉に、私は首をかしげます。
押しつけではなく、共通認識として、大人が子どもを守るという姿勢を見せるのが教育現場としてのあるべき姿なのではないでしょうか?

教育現場とのやり取りで、どれだけの母親たちが傷付いて涙を流していることでしょう・・・
先日、子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク主催のサミットに出席した際に
『子どもの人権』という言葉を目にしました。
とても大きく心が反応しました
守られるべき子どもの人権が守られていないという現状。
まだまだ埋もれていますが
各現場での対応がどうであったのか
取り上げれば大問題になるであろう事例は山ほどあります。
私自身、震災以降、各家庭の線量を測定しながら、各教育現場がどんな対応をしているのかを聞き取りしてきましたが
耳を疑うような話は本当にたくさんあり
母親たちの涙をたくさん見てきました。
そんなことが許されるのかと、本当に悔しさを噛みしめてきました。

みなさんに、私たちのような思いをしてほしくはありません。

私たちの現状を知って下さい。
毎日毎日が、今までとはまるで違ってしまいました。

この空虚な思いは、なかなか伝わらないでしょうが
ほんの少しでもイメージをしてみて下さい。

分断という言葉をよく耳にしますが
意識の違いが生み出す分断は想像以上のものです。

放射能に敏感でいるということが、イコール、こそこそと身を守るという
なんともおかしなことになっているのです。

私自身は堂々としているつもりではありますが
風評被害という言葉がここに存在する以上は
ほとんどの人たちはNOという言葉を上げられないのです。

今までは有難いお付き合いであったことが今はそうではない・・・
頂き物をどうするかという、気まずい話もよく聞きます。

例えば、収穫の秋、自宅で採れた柿で干し柿を作るということは
本当に素晴らしい伝統的な食の楽しみであって
歓声を上げながら柿を取って
縁側に腰をおろして家族総出で皮を剥いて
干し柿作りをする光景などは、今までならほのぼのとした秋の風物詩でした。

放射線量が高い福島市。私の実家でも、例年通りに干し柿を作りました。
それが届いた時の気持ち・・・
柿の線量は高いということは食品測定所のデータで知っていました。
干している場所も高濃度汚染地域です。

親であっても意識は異なり
説明しても通じることばかりではありません。

これを食べるか食べないか

こんなことがずっと続いています。
これはごくごく小さな、ほんの一例にすぎません。
とにかく今までとは、全てが違うのです。

これ以上汚染を広めることはしてはいけません。
どうか瓦礫の受け入れにはNO!と言って下さい。
真実は後から知っては遅いのです。
私たちの悲しみを無駄にしないでください。

失ってから気づくことの多さに
私たちは途方に暮れています。
痛み分けなど、私たちは望んではいません。
同じ思いをしてほしくはないのです。

防ごうと思えば防げることを
どうか積極的に考えて頂きたいのです。

汚染された後に、どんなことになるのか
具体的なことはあまり伝わっていないのでイメージができない
遠方から届くそんな言葉を受けて
ごくごく日常にある、私たちの暮らしや思いを、ここに書かせて頂きました。

これをお伝えすることは、私の友人たちも望んでいることです。

子どもを守るために苦労している、福島の母親たちからの祈るような思いが
少しでも伝わりますように・・・。


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[2012/03/30 09:34] | がれき問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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