こんな事が起きても、何事もなかったように通り過ぎて行く現状!
正常でしょうか? これが「災害廃棄物広域処理」の実態です。 支払う方も受取る方も、何か違ってませんか? 復興予算:がれき受け入れ除外でも交付金7市町と3団体毎日新聞 2013年02月24日東日本大震災で発生した災害廃棄物(がれき)の広域処理を巡り、がれきを受け入れない秋田県潟上市など7市町と3団体に、国が復興予算約176億円を交付することが分かった。7市町などは当初、受け入れを検討したが、がれきの全体量が判明後、環境省が必要がないと判断し、受け入れ先から除外した。予算は各地の廃棄物処理施設の整備などに充てられる。 環境省は、放射性物質に対する不安などで進まない震災がれきの広域処理を促すため、11年度3次補正と12年度予算で復興財源枠の予算を計上。12年3月には、がれきを受け入れる施設整備などに復興予算を充てると通達した。同省は「がれきの総量が分からない中で協力を求めた。返還は求めない」としている。 対象の自治体・団体と金額は、 ■<北海道>中・北空知廃棄物処理広域連合=28億2000万円 ■<秋田>鹿角広域行政組合=2億円、潟上市=2億8000万円 ■<群馬>伊勢崎市=2億7000万円、玉村町=11億3000万円、高崎市=6000万円、 甘楽西部環境衛生施設組合=3億8000万円 ■<埼玉>川口市=36億3000万円 ■<京都>綾部市=2億9000万円 ■<大阪>堺市=86億円 ※記事の一部レイアウト変更させていただきました。 しかし富士市の震災ガレキの受入も同じです富士市が参加するまでもなく、静岡県の処理量は被災地の排出量を上回っていました。さらに現地で処理すれば一日もかからない処理量を、16回に分けて莫大な費用を掛けて運び処理する。 こんなバカな事が平然と行われています。 例えば岩手県の太平洋セメント1社で、一日で1000トンの処理ができると言う情報は、昨年からネット上で配信されていました。 太平洋セメントの資料も公開されていました。(次はその資料13ページの内容です/クリックで拡大) また下記は、昨年公表されていた岩手県の一日の処理量です。 例えば、柱材・角材の処理量だけで1日174トン。 可燃物を合わせれば1日1000トンを超えます。 ![]() それを処理量が大幅に減少した今、富士市はわずか94トンの震災ガレキを受け入れました。 これでは交付金目当てと言われても、仕方ないと思います。 これをどのように考えれば、「被災地の役に立っている」とする事が出来るんでしょうか? これのどこが「絆」なんでしょうか? それにかかる費用や手間を、「本当に役に立つ復興支援に回すべきだ」という事は、誰が考えても当然の事だと思います。 さらに疑問に思うことは処理量が大幅に減った現在、上記情報は既にネット上から消え、確認できないと思います。(データを保存してある人以外は) また津波をかぶった災害廃棄物は、リマテック社で除塩処理をした上で、太平洋セメントで処理されています。 塩分はダイオキシン発生の大きなリスクとなるのは、周知の事実です。 富士市にその事を確認しても、塩分濃度は通常の廃棄物と変わりません。 →→それはたまたま試験焼却を行った時の、きれいなガレキの場合ではないですか? いくら質問しても???です。 リマンテック社は「除塩は試行錯誤の繰り返しで大変な挑戦でした」と語っています。 民間企業が富士市の話のように通常の廃棄物と変わらない物に、それほどの手間と費用を費やすことはありません。 排出ガスの有害物質濃度と焼却場近隣の土壌検査結果に注目したいと思います。 今富士市は各学校の、空間線量を測定しているようです。 まさかそれで「問題ありません」とする事はないと思いますが? 以下はコメントでお知らせいただいた、そらまめ君データをグラフ化したものです。 26日のNOXだけのデータですので、あくまで参考データとしてご覧ください。 ただ26日は青少年センター(太字)のデータは、明らかに夕方~夜中にかけて高くなっています。 さらにデータ範囲を広げ、調べてみたいと思います。(クリックで拡大します) ■公開されている「そらまめ君」データはこちら→→ ![]() スポンサーサイト
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