今、岩手県洋野町の震災で使えなくなった魚網を、神奈川県箱根町と南足柄市の処分場に受け入れようとしています。
これが本当に問題のない復興支援であれば、誰も反対する人はいません。 しかしそれに対し疑問を訴えている声もあります。 数々の復興資金の無駄遣いが行われた事実を考えれば、その声は無視できるものではありません! ■ただ根拠もなく訴えているのではなく、県の担当者と直接話す場を設け説明しています。 こちら→→ ※あまりに誠意のない県の回答! ■箱根町役場・南足柄市役所を訪問し、担当者に対してしっかりと確認しています。 こちら→→ ※これが受け入れを表明している市・町の様子。市民の理解など無縁の決定プロセス? 震災ガレキの受入表明している多くの自治体で、市民の訴えをしっかり受け止め説明することはありません。 初めから結論ありきで、そのために儀礼的に説明会などを実施するだけです。 この魚網に関しても、同じような事が行われようとしています。 神奈川県にも足柄市にも、県民・市民対象の説明会を開催するか確認しましたが「予定はありません」。 お決まりの一部住民に対する説明会だけ! しかもその説明会は、連合町内会長や町内会長などの役員が最も強力な推進派で、最後に決まって「受け入れてやりましょう」・・・と発言?これは全国共通のようです。 どんなことでも行政としてその行いが正しいと言うならば、疑問を持っている市民に対しては正々堂々と説明するのが仕事のはず。 しかし実際はそれをせず、「国や県が言っているから」などの説明に終始します。 結局、自分で調査も勉強もしないため、答える事が出来ません。 逆にそのように教育されているようです? こんな仕事を民間企業でやれば「もう来なくて結構」ということになりますが! 今回の魚網も、富士市とまったく同じようなパターンです。 下図の赤い線は輸送ルートです。(行政に確認してもまだ良くわからないと言う事なので仮のルートですが) なぜこんなに離れたところへ!と思いませんか? 単純な疑問は?なぜ震災ガレキの魚網の処理実績がある民間業者がすぐ処理できると言っているのに、今まで処理に出さず保管し、わざわざ遠くの箱根町まで莫大な費用をかけて輸送するのか?これは市民の方が直接処理業者に確認した事で、県の担当者との交渉時にも伝えています。 県の明確な反論も回答も聞かれませんでした。 事実であればすぐ処理を開始する事ができ、これから神奈川で行う手続きに費やされる時間も不要! またとっくに処理は終わっていたかもしれません! すぐに調査し、回答して欲しいものです。 また公的に処理する場合でも図からわかるように、途中多くの県や市町を通ってきます。 どう考えても、こんなに遠い箱根町・南足柄市より近い処分場は多数あるはずです。 神奈川県だけでも、11市3事業組合があります。 国はしっかり確認しているんでしょうか? 復興資金の無駄ずかいにならないように、しっかり折衝しているでしょうか? 疑問に思います。 なぜ途中の県や市町が受け入れないのか? 県・市・町はその理由もしっかり調べ、説明する義務があるはず! 富士市の場合富士市も現地で一日で処理できる量を、わざわざ多く手間・時間・費用をかけて受入、焼却を実施しました。この時点で、現地で一日に搬出できる量は決まっていました。 その量は先に受け入れていた4市で十分処理でき、富士市が受け入れてもまったく処理が速くなることはありませんでした。他市の分を別けてもらっただけです。 そのような状況で強行実施! その結果は予定量の約1/3を処理したところでガレキはなくなり、1ヵ月も早く終了しました。 こんな理解できないことが、平然と行われました! それを今質問すると返ってくる答は「県の要請で実施しました」・・・??? 「一日でも早い復興支援のため」だったはずでは! 神奈川県では今からでも、正しい市民との対話を実現し、正しい復興支援を実施して欲しい! 増える→説明会開催要望の声!南足柄市も全市民対象の説明会開催を、拒否できなくなっています。■被災地漁網 市民向け説明会を、主婦らが要望/南足柄/2013年05月27日 ※神奈川新聞→→ ■共産党南足柄市委員会からの申し入れ/2013年05月24日 ※こちら→→ スポンサーサイト
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