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理解できない説明-その3
詳細は不明だが今回の安保法案が成立すれば、自衛隊の駆けつけ警護ができるようになるようです。
駆けつけ警護
おそらく下図のような場面が発生する確率は高いと思う。
仲間が武器を持った集団に襲撃されている。
それを助けるため自衛隊員は現地に駆け付け、武器で敵を攻撃し、敵ははそれに対して反撃してくる。
これはまさに銃撃戦であり、命を懸けた戦いである。自衛隊員のリスクは確実に増える。

20150728自衛隊の駆けつけ警護-2

基本的に日本人は、この状態が日本にとって、国際社会にとって、必要だと理解できれば、覚悟を決めて判断できる民族だと思う。しかしこの判断は自衛隊の生命だけでなく、テロ相手である限り日本国民全体のリスクも否定できない。子供たちの将来にも大きく影響してくることである。

国民はこの法案の持つ、重要な意味を理解している。
だから80%の国民が説明不足だと感じている。

それを日本の総理は、隣の火事や、けんかや、泥棒の話で説明している。

ヒゲの隊長さんのあるTV番組での質疑(23:10ごろ~)・・・

【質問】自衛隊の人って、危険は高まるんですか?
【回答】そんなことないです!

そのあと出演者の追求を受けごまかしきれなくなり、「リスクは上がるかもしれないけど、全体的にリスクが下がれば結果として自衛隊員のリスクも下がる」、この方は何を言っているんだろう?
20150728自衛隊のリスクは下がるか

安倍総理も同じことを話している、官僚が描いた台本を暗記し話しているとしか思えない。
だから心に響くものは皆無であり、答えに詰まるとしどろもどろ、最後は開き直る。

日本が戦後守ってきた、平和に対する考え方の一線を超える!
私達はそのように感じている。
だから無い知恵を絞ってでも、理解しようとしている。

・なぜ自衛隊員が生命の危険がある地区で、活動しなければならないか?
・それが日本にとって、国際社会にとって、どのような意味があるのか?
・強行採決までして法案を通す必要性はどこにあるのか?
・なぜ堂々と憲法改正を訴えないのか?
・・・ect

我々の疑問に対し、ウソを交えた子供だましの説明に終始する安倍政権。
評価以前の政権だと感じている。

<南スーダン>自衛隊PKO、駆けつけ警護追加 政府検討/毎日新聞 7月29日(水)
この記事にある南スーダンは、現在自衛隊が派遣されています。そのため現実の駆けつけ警護が、最も早く実施される可能性がある国だと思っていました。
現実問題として検討されているのであれば・・・、

■上図のような状況が想定されているのか?
■それともありえないことなのか?
■安保法案が実施されたら、何がどのように変わるのか?
■実際の具体的な活動は?

参議院で具体的に議論し、国民の前にしっかり示して欲しいですね。


自衛隊PKO、駆けつけ警護追加 政府検討

毎日新聞 7月29日(水)

政府は、自衛隊が南スーダンで実施している国連平和維持活動(PKO)の任務に、「駆けつけ警護」を追加する検討に入った。同PKO司令部への要員派遣も拡大する考えだ。複数の政府関係者が明らかにした。現行のPKO協力法では駆けつけ警護は禁止されているが、それを可能とする同法改正案を含む安全保障関連法案が成立すれば、来年3月にも追加する。
・・・
全文こちら→→

ユニセフ報道/ 南スーダン戦闘激化

子どもが残虐行為の標的に殺害、レイプ、誘拐―生存者が証言

【2015年5月18日 ジュバ(南スーダン)/ナイロビ(ケニア)発】

ユニセフ(国連児童基金)が目撃者から得た報告によると、南スーダンのユニティ州でこの2週間続いている激しい戦闘の中で、数十人の子どもが殺され、少なくとも12人がレイプの被害に遭い、そして何人もの子どもが武装勢力によって誘拐されました。

標的となる子どもたち

攻撃を受けた村々から逃げ延びてきた人々の証言によると、ユニティ州での戦闘では、戦闘服だけでなく民間人の服装をした男性や少年たちも破壊行為に加わっており、子どもたちは被害者であり加害者にもなっています。複数の目撃者が、この攻撃はスーダン人民解放軍(SPLA)に同調する武装グループによるものだと証言しています。
・・・
全文こちら→→
20150729スーダンの状況-1


※その他ユニセフの記事 2015年の項目一覧 こちら→→



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[2015/07/28 15:18] | 政府・議員関連 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
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