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清水区LNG火力/富士市石炭火力の問題点は住民合意の有無!
富士市の石炭火力発電所。静岡市清水区のLNG火力発電所。
共に現在稼働に向けた準備が進められています。
これらの設備の安全性や環境に対する影響及び経済効果など、地域住民に十分説明され、住民合意に基づいたものであれば良いですが実際はどうでしょうか?

■下記の内容は、3/23静岡新聞「時評」に掲載されたものです。

今の安部政権が進める、原発再稼動・安保法制・沖縄基地移設問題など、松田博士が何をおいてもまず人命(S)であると指摘する安全性が軽視されていることは、多くの国民が感じていることだと思います。
実際に富士市の対応は、残念ながら市民の疑問に丁寧に答える姿勢は見られません。「法律が・・・」「環境基準が・・・」、最後にはこの回答を繰り返しています。なぜそれを満たせば安全ですか?もっとも私たちが知りたい点について、全く答えが返ってきません。

清水市民の方たちと話す機会が増えていますが、残念ながら同様の状態が発生しているようです。

20160323-静岡 清水LNG火力

■3/1、静岡新聞の記事。3つの市民団体が、静岡市長あてに質問状を提出した記事です。3/30までの回答を求めています。市民団体の方から質問状の内容はいただいていますので、回答が出ましたら合わせてお知らせできればと思います。
今は静岡市長の回答に、注目してまいりましょう!

20160302 静岡 公開質問状


■さらに今回、同じく上記「LNG火力発電に反対する住民の会」の方から、発電所が建設された場合のリスクを丁寧に説明されているパンフレットをいただきました。会の方が作成されたもので、とてもわかり易い内容です。

清水区の住民の方はご覧になった方も多いと思いますが、富士市の環境にも影響を及ぼす恐れや県内全域で考えていく問題も含まれています。ぜひ多くの方にご覧いただき、上記市長の回答もしっかり確認し、まず多くの住民が、議論に加わっていただくことが出発点だと思います。その話し合いによってのみ、住民の立場に立った合意形成が可能だと思います。

世界で温暖化対策が叫ばれている中、この施設の稼働は本当に必要なのか?巨大地震が想定される中、なぜ建設されなければならないのか?静岡市や静岡県に住む住民にとって、どのようなメリットがあるのか?・・・etc。
私達はそれらに関する住民合意がなければ、絶対に建設されるべき施設ではないと考えています。


20160514 LNG火力のリスク-2

(パンフ全文は次のURLから→→http://fujinokodomo.web.fc2.com/pdf/20160325tounenlng-2.pdf)

富士市の石炭火力と比較し、発電規模や使用燃料の違いはあります。
しかし富士市ではすでに、今回清水の方が心配する環境汚染が発生しています。ほぼ365日、24時間、多くの排出ガスが放出さ続けています。地形的にも逆転層という市内全域にフタをしてしまうような層が、気象条件により発生しています。
有名な富士山ががかすんでしまう、富士スモッグの原因と考えられています。
臨海工業地帯などではなく、周りには多くの住民が暮らしている住宅街の中に多数の工場があります!

清水区ではどのような大気汚染が発生し、松田博士の指摘する(S)は大丈夫だろうか?
少なくとも稼動することで、今より膨大な排出ガスが放出されます。
怖いことは、一度その状態に慣れてしまうと、住民自体が違和感を覚えることが少なくなるようで、なし崩し的に施設が増加し、大気汚染が進んでしまう可能性が高いということです。

富士市の石炭火力発電所が稼動することによる、環境影響や健康被害については何も解決されていません!
富士市民全体を対象にした説明会は、一度も開かれておらず、市長は必要ないと断言している状態です。

今後、両市の住民が情報交換を含め、協力して対応していくことがとても大切なことだと思います。



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[2016/03/25 23:05] | 富士市関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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