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富士市の焼却炉について?
昨年より富士市に対して現状の焼却場の危険性について、問い合わせを続けてきました。
その理由は次の通りです。

1.バグフィルターより性能が落ちるという、電気集塵装置を使用している
2.放射性物質を除去するための構造にはなっていない
3.築25年を経過し老朽化が進んでいる

まず大気への放射性物質飛散の測定データをの提示をお願いしましたが、測定はしていないのでデータはありませんということでした。
それだけでなく、3.11以降、飛灰・主灰とも大幅に増加していると思われる状況でも、特にゴミ処理においては特別な対応はされていませんでした。(空間線量に大きな変化が見られないからだと思いますが)

また昨年末より富士市長の「がれき受入前向き発言」が始まりましたが、その前に「現在の焼却炉の安全性を調べる事が先」ということで、再三調査をお願いしてまいりました。
市長に質問状も提出し文書で回答もいただきましたが、それはこちらの求める説明ではありませんでした。
現在さら質問を続けていますが、回答が得られないまま、今度は市長の「試験焼却発言」が発信されています。

このような状況で私達は、今までわかってきた富士市の焼却場に対する疑問について、次の通りお知らせいたします。
ぜひ皆様にも目を向けていただき、考えていただきたいと思います。

下図をご覧ください。富士市の焼却炉の主な部分の概要図です。
現在市に対して大気への放出量を正確に測定する方法を確認しています。

焼却前のがれき(①)の放射性物質から、主灰(②)・飛灰(③)の放射性物質の総量を引けば、ほぼ大気への放出量は判明すると思います。
この方法以外でも正確に測定できれば良いのですが、現在までそれに関して回答は得られていません。

測定方法が適正でなければ、本当に「不検出」なのか、測定漏れが発生しているのか(⑤)わかりません。

先日の東京新聞が伝えるところによると、環境省がバグフィルターで放射性物質は99.99%取れると説明していたのは、フィルター周辺のデーターから算定したもので、①の投入したがれきに含まれる放射性物質の総量は測定していませんでした。
したがって測定した箇所で本当に放射性物質が少なかったのか、ほとんどが測定にかからず通過したものなのか、現在もその検証データはありません。電気焼却炉はそのバグフィルターより、明らかに集塵力は低下します。(後述)

富士市電気焼却炉


富士市の焼却炉から放射性物質が、大気中にどの程度放出されているか?不明です!


おそらく次のような状態ではないかと思われます。
以下の内容は、大学の放射性物質専門の先生にアドバイスしていたいたものです。
「焼却炉は専門外、全て解明できるわけではありません」という前提で、次の説明をしていただきました。

1.ダイオキシン発生防止のため、800以上の高温で焼却します。この時セシウムはガス化していると思います。

2.電気集塵装置の前で250℃前後に冷却されます。
ガス化した放射性セシウムを冷却すれば固体に戻ります。
その時水と反応しやすいので、水分があれば水分の中に化合物(おそらく水酸化セシウム)の形で留まると思います。

このガスが固体にならない場合は電気集塵機は役に立たず、集塵装置をすり抜けて大気に放出されるものと思われます。

周りの水分と反応してセシウムが水の中にトラップされたした場合、この水分は周りの灰に吸着することが考えられるので、電気集塵機が機能すると思います。

ただし、ガスの全てが水分にトラップされ、その水分が全て灰に吸着されるというような事はないと思うので、放射性セシウムは電気集塵機をすり抜けて、やはり大気中に放出されていると思われます。


電気集塵装置原理

※ダスト粒子は集塵装置に入ると、負帯電のイオンによりマイナスに帯電し集塵板に吸着されます。

この時にマイナスに帯電されなければ、ほとんどが大気へ放出されることになると思います。
水分が無ければセシウムの吸着量は減少し、大気への放出量は増大すると思われます。

いずれにしろバグフィルターと異なり物理的にフィルターで阻止できないため、イオン化の条件があわなければ大量に放出される危険性があります。
主に次の条件を考慮する必要があるようです。
今後調べようと思っていますが、富士市の場合3.11以降も焼却炉を改良していませんので、設計時考慮されていない放射性物質の集塵にはこれらの条件の見直しが必要だと思います。
これも現状の大きな不安材料です。

・ダスト電気抵抗率
・粒子径分布・・・小さな粒子の集塵率を上げるためには、処理ガスの通過時間を長くする(処理装置を大きくする)必要がある。(この項目は放射性物質は微粒子なので特に気になります)
・ダスト濃度・・・入口のダスト濃度が高い場合は、処理時間を長くする(処理装置を大きくする)必要がある。

次に現在のダイオキシンの測定データを基に、大気への放出量を考えてみます


下図は各市のホームぺーに記載されているダイオキシンの測定データです。
富士市以外は全てバグフィルターを使用しています。
富士市が突出して高い事がわかります。

放射性セシウムがこれと同様の状態にあるかその実態は不明ですが、バグフィルターに比べ明らかに集塵力が落ちる事は確かだと思います。
これだけでもまず現状の安全性について、確認するべきだと考えます。

■富士市(公害防止について/1-(3))こちら→→
■富士宮市(2ページ/9-⑦)こちら→→
■静岡市(沼上清掃工場/22年度)こちら→→
■武蔵野市(煙突/22年度)こちら→→

ダイオキシン放出量グラフ


以上をご覧になって、富士市の焼却炉についてどう思われるでしょうか?

これは「がれき問題」ではありません。
今の富士市で起こっている現実です。
焼却場近くの住民の間では、以前からダイオキシンに対する危険が叫ばれていました。
それに放射性物質のリスクが加わりました。

問題は空間線量ではなく、内部被曝です!

おそらく国や市は「空間線量が特に高い地点が無いから大丈夫」という見解だと思います。
空間線量計で変化がキャッチできるような放出量だとしたら、大変な事になると思います。
したがってこの問題に関して空間線量は、補助的なものであると思われます。

しかしこの問題は大気中の放射性物質を吸い込む事による、内部被曝が大きな問題となってきます。
1回の呼吸では少量でも、毎日・毎日・何年も続く状況で蓄積され、何年後かにガンなどを発症するリスクが高まります。
毎日少しずつ放出される放射性物質が、時間をかけ少しづつ蓄積し、やがて風向きや地形によってホットスポットを形成していくかもしれません。
土壌に放射性物質が蓄積した粉塵を吸い込む危険性も心配されます。

いずれの場合も、静かに気付かないうちに進行していくため、気がついたときは取り返しがつかない状態になっているかもしれません。
放射能の害は「ガン」に似ています。
ごく初期の段階は症状もなく発見するのも難しい。気がついた時には手遅れという事がよくあります。
ガンの予防も早期発見です。
放射能の害も同じです。
害が出てからでは遅いのです。

今、富士市の焼却場は、健康診断が必要です。

ここでお父さんへ

小さな子供がいるお母さんが放射能の害を心配すると、心配しすぎだと非難するご主人いませんか?
ぜひこの現状をご覧になり、一度事実関係を市役所に確認してみてください。
少しで良いですから、低線量被曝のリスクを勉強してみてください。
その上でもう一度、お母さんと話し合ってみて欲しいと思います。
子供の将来にかかわる事です。
そのくらいの時間はとってください。

そして危険だと思われたときは、市に市長にその声を届けてください。
周りの人にも伝えてください。
いま富士市はあまりにも無防備だと思います。
お父さん達の力が必要です。


私達の意見は間違っていないと考えていますが、今は少数意見であることは間違いありません。
全ての事は富士市民の、多数の民意が決める事です。
今後も少数意見のままなら、これからも何も変わらないまま過ごしていくしかありません。
しかし、少しでも疑問を感じたら、ぜひ市に質問を投げかけてみることから初めて欲しいと思います。

市民一人一人が出来る範囲で良いですから、事実を確かめていく行動を起こしていただきたいと思います
今の子供たちが社会に出る10年後20年後を守るためには、今の大人たちの今の行動がとても重要ではないか?そのような見方で今の富士市の環境問題を見ていただきたいと思います。



試験燃焼について

そして今市長が発言しだした「試験燃焼」は、まったく意味の無いものだ考えています。
750Kmの距離を税金を使い焼却ゴミを運び焼却するのではなく、毎日焼却しているゴミでチェックすれば、今の焼却炉の集塵効率や大気への放射性物質の放出状況など同じように確認する事が出来ます。

もちろん正確な測定手段を見つけることも、実施する事も難しいよう点があるようです。
だからこそ毎日焼却しているゴミで試行錯誤を繰り返し、正しい測定方法と検証方法を確立して欲しいと思います。
その上で多くの専門家の意見も踏まえ検証し、必要なら焼却炉の改修も行い、市民の安全を守って欲しいと思います。「試験焼却」をするにしてもその後だと思います。

富士市民の健康にかかわる問題を置き去りにして、パフォーマンスを実施するような事はやめて欲しいと思います。
シンチレーションサーベイメータで、がれきを測定したり、焼却灰測定することで今富士市で起こっている問題は、何も解決されないことは確かです。
富士市では次の写真のようなパフォーマンスは、行わないと信じています。

島田測定写真

なお私達は専門家ではありません。
今回の内容も出来る範囲で調べてきた事ですが、思い違い・解釈の間違い・説明不足・・・etc、あるかもしれません。
それはお許しいただくとともに、ぜひ皆様自信でもお調べいただくことをお願いいたします。


※富士市の反原発活動を行っている「富士原発0の会」では、今後原発に起因する問題に関しては総合的に考えていく事になりました。食の問題・災害廃棄物の問題・・・その他。
今月は「東海地震について」の講演会を実施しましたが、雨にもかかわらず多くの方に参加していただきました。
3月初旬にはまたイベントを計画していますので、詳細が決まりましたらお知らせいたします。

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[2012/02/17 02:00] | がれき問題 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top
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コメント
 大変わかりやすくていつも読んでいます。このサイトが一番しっかりしていて論理的で、作成者の筆の才能を感じます。
 大気中へ出てしまう放射性物質が本当に恐ろしいです。
 最近、その焼却を数学でシミュレーション(?)計算したようなホームページを見つけました。
http://www4.tokai.or.jp/shizuoka-search/
 正しいかどうかわかりませんが、専門家がしっかり計算してくれるといいな、と感じました。
[2012/02/18 11:54] URL | #JXoSs/ZU [ 編集 ]
ありがとうございます。
ただ私は放射能の専門家ではないですし、文章も本当に自信が無いんです。
ただ今の日本の状態に、とても強い違和感を感じながら書いています。
「これではいけないな」そんな気持ちは強く持っています。

今回教えていただいたサイト拝見させていただきました。
とても不思議な説得力がありますね。
皆さんにもぜひ見ていただきたいと思います。
私ももう少し詳しく調べてみます。
ありがとうございました。
[2012/02/18 20:48] URL | 管理人 #- [ 編集 ]
計算式よく調べてみました。
大気に放出された放射性物質を、10万人の人が全て吸い込んで内部被曝するという設定に無理があるようです。
大地などに降り注ぐ分が相当ありますので、その分を考慮しないといけないと思います。
[2012/02/20 16:10] URL | 管理人 #- [ 編集 ]
 ここで、私のホームページのリンクがあったのか。訪問者が急に増えたから不思議に思っていた。

 島田市のがれき焼却灰の数値、あれは正しいのか、数学で検証してみました。今度は、もう少し理論的に書いたつもりだけど、数学が嫌いな人は読むの嫌かもしれない。その分、しっかり計算してみたつもり。

 参考にしてみてください。
「静岡県島田市の汚染がれき焼却によるがれきのベクレル表示の不正ポイント」
焼却灰65Bq/kg、一般ゴミだけ焼却で48Bq/kgは明らかにおかしい。大気中に多くの放射性物質が放出されたことを数学的に立証。
http://www4.tokai.or.jp/shizuoka-search/
http://www4.tokai.or.jp/shizuoka-search/Csresult.pdf

 一方的でごめんなさい。少しでも参考のしてもらえれば、と思ってます。
[2012/02/21 02:18] URL | #C/VgCf6Q [ 編集 ]
 ↑の数学的な計算、がれき濃度の数値の検証、すごく興味深いです。
 濃縮されて、もっと高い数値が出るはず、というのは当たってると思います。
[2012/02/21 14:04] URL | 藤枝市民より #Pim71AS6 [ 編集 ]

計算してくださった方、ありがとうございます。
TVや新聞見てると、市民が騙されている感じを受けました。
今日試験焼却の詳細が知りたくて、島田市に電話しました。
燃やした瓦礫は一般ごみが28トン+瓦礫5トン合計33トン×2(炉の数)。
燃やす前の瓦礫の16Bq/kgはコンテナごとに検査した平均で、燃やした5トンが何ベクレルかはわからない。
焼却灰の64Bq/kgはキレート処理した灰で、全部の灰ではない。
灰の量や一般ごみのベクレル数や大気に出た放射能など詳細はHPで発表するそうです。
[2012/02/21 22:22] URL | 宮っち #3un.pJ2M [ 編集 ]
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