試験焼却について
試験焼却について思うこと
繰り返しになりますが、私達は試験焼却ではなく、まず現在の焼却ゴミを焼却している状態で徹底的に調査をし、その安全性を確認してくださいとお願いしてきました。
3.11以降、放射性物質が含まれた焼却ゴミが焼却されている事は、市が発表している主灰・飛灰の放射性物質濃度の結果から明らかです。
試験焼却など実施する前に、昨年のいつの時点でも、いくらでも焼却炉の性能確認・安全確認は出来ました。
しかも時間をかけ、サンプル数も多い、精度の高い測定が可能でした。

試験焼却は、たった一回のデータ・4時間と言う短い測定時間で得られ信頼性の低いデータを、検出限界が甘く除去率など判断できないデータで不検出でしたと発表しています。
この矛盾点に関しては、富士市廃棄物対策課に何度も回答を求めてきましたが、答はいつも次の通りです。

「国の測定方法に基づいて行っていますので」

セシウム134・137は800℃以上の高温で一度気化し、ガス状になっているはずです。
それが集塵機入口で200℃くらいに冷却されます。(環境クリーンセンターの説明)
その時、約秒速12メートルで流れる高温のガスが、どの程度固体化しているかは実証データがないという回答です。
もしガス化した状態であれば、国のガイドラインで指定している測定方法(JISZ8808)では検知できないと言われています。
この「国の測定方法についての疑問」について訊ねているのに、「国の測定方法に基づいて行っていますので」と言う答です。これは答えになっていませんが何度たずねても同じです。
ぜひ皆さんも確認してみてください。
新潟県知事が現在環境大臣に同じ質問をしていますので、その回答を待つしかないようです。
安全性の問題だけではありません。

仮設焼却炉の稼動や建設が進み、現地で処理が可能と言う情報も伝えられてきています。
それに関連し仮設焼却炉の受注先が、何故か全て大手ゼネコンと言う事もわかってきています。
本当に復興資金は正しく使われているでしょうか?
我々だけでなく、子供達の世代まで支払う必要がある資金です。
今の大人は、しっかり確認する義務があると思います。

色々な疑念が付きまとう「災害廃棄物の広域処理」ですが、富士市は試験焼却を実施してしまいました。


何のために
何十人もの人を集め(町内会長・市議会議員・一部市民)て行った線量測定セレモニー。
近所の方は震災ガレキの搬入も試験焼却があることも知りませんでした。
町内会長さんたちは前日に、集まるように連絡があったそうです。
回覧板・広報ふじ・同報無線などで、住民に知らせるべき内容ではなかったでしょうか?


線量測定
この線量を測定する事で何がわかるのでしょうか?
こちらぜひご覧ください→→8030Bq/Kgと165Bq/Kgとはっきり区別が出来ない測定で、何がわかりますか?
単に決まりで線量を測定するなら、こんなに経費をかけず、職員の方が1人で測定しその結果を発表すれば良いのではないですか?
一番大切なことは、放射性物質・有害物質がどれほど大気に放出され、それが人体にどれほど影響があるかということです。

市長会見市民と相談?
「説明会をしながら住民と良く協議をして判断したい」何度聞いた言葉でしょうか。
しかし試験焼却説明会も、ほとんどの住民に知らせることなく行われました。
今回の震災ガレキの搬入・試験焼却も、焼却場に隣接する久保町の住民の方たちにも、十分告知されていませんでした。私達はこのなるべく知らせないで進めるやり方を、多くの方に知っていただきたいと思います。
やはり正しい進め方とは思えません!
試験焼却結果について
測定結果について順次発表していくと言う事をですので、しっかり確認して行きたいと思います。
特に次の2点が、とても重要だと考えています。

【1】電気集塵機の放射性物質除去率・・・これは前回検出限界値が甘く、何も判断できないデータとなっていました。私たちの富士市長に対する質問の回答で「可能な限り低い数値まで厳格に検査する事で、より安全性の確認が図られるよう検査をしてまいります。」と答えていただいております。
ぜひ安全性が確認できる、納得がいく測定結果を期待しましょう。

【2】大気への放出量・・・土壌汚染度は試験焼却により、どの程度放射性物質が大気に放出されたかを推測する貴重なデータです。島田市では最大約4ベクレルの増加が認めれられました。(松葉による測定結果)
富士市の場合、検出限界がセシウム合計46Bq/Kgと非常に甘くなっています。
これでどのようにその差異を検出できるのか、しっかり確認させていただきたいと思います。
暗い話題ばかりになので、前向きな話題を
これは何だかわかるでしょうか?
チップの山1

良く見ると木材チップになっています。
木材チップ

離れて見るとこんな感じです。
木材チップ2
ここは富士市の焼却場のすぐ東にある、木材チップ置き場です。
焼却されずに木材チップ化されたものが、積まれています。
これは自由に持ち出しお茶畑などの雑草防止や肥料としても使う事が出来るそうです。もし「震災ガレキ」が安全なものであれば、このようにすれば焼却する必要はありません。
貴重な飼料として活用する事ができます。

身近でこのような処理方法が実施されている事を、仲間から教えてもらいました。(個人的にまったく不勉強でした)
震災ガレキは建築廃材が多いそうです。
厳密には剪定ゴミとの違いはあるかもしれませんが、草押さえであれば十分活用可能だと思います。
現実には季節により、相当利用されているという話も聞きました。もちろん無料。
(富士市廃棄物対策課)

またこの状態で保管する事で微生物により分解され、約10年で焼却した場合と同じ状態になるそうです。
焼却しない方法をぜひ検討するべき時だと思います。

ただしこの前提となるものは、震災ガレキの徹底した安全性の確認であることは言うまでもありません。
国・県・市が伝えているように安全なものであるかどうかも、この際徹底的に検証していただく必要があります。
焼却しない処理方法について、富士市から議論を始めて欲しいと思います。

遊休地を利用しそこに震災ガレキを保管し、農作物の雑草防止に利用したり、微生物による自然燃焼で処理する
これは既に今年、ある方が市に対して提言している方法です。
明瞭な回答がないということで、一旦取り下げているようですが、すばらしい発想だと思います。
許可を得て掲載させていただきました。
私達はこれをベースにした、焼却しない処理方法を提案して行きたいと思います。

木材チップ堆肥化


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[2012/06/05 16:23] | がれき問題 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
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コメント
受け入れ自治体はどこもそうですけど、
焦ってるし何か隠したがってますよね、、、

[2012/06/11 23:48] URL | くまむし #3e7TFZUU [ 編集 ]
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