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試験焼却結果その1
富士市の試験焼却結果が公表されました。こちら→→
現在、富士市からは全ての試験焼却データは公表されていませんので、現在公表されているデータを検証してみました。
全体的に検出限界値が高く無視できないので、全て検出限界値が検出された場合で考えました。
(赤文字で修整した部分です)
※集塵率の図追加しました!(2012/07/15)

■放射性セシウム濃度/1ページ

ここで必要なデータは、焼却前の混合ゴミの放射性物質濃度と焼却後の主灰・飛灰の放射性物質濃度(6/6)。
この結果から後ほど除去率を試算してみたいと思います。
・焼却前の混合ゴミの放射性物質濃度:8Bq/Kg
・焼却後の主灰の放射性物質濃度:14~24Bq/Kg
・焼却後の飛灰の放射性物質濃度:132Bq/Kg

試験焼却データ1

■土壌放射性セシウム濃度/2ページ

土壌データは期待していましたが、約3ヶ月前のデータとの比較では、雨などによりまったく比較するデータの条件が異なるため(濃縮・拡散)、試験焼却前後の変化を見るデータとしては意味がありませんでした。
また検出限界値が7~37bqと異なっている理由や検出限界値が高すぎる点も不明でしたので、廃棄物対策課に確認しました。
「検査を依頼した検査会社の説明では、一度高いデータが検出されてしまうとそのデータの影響で、検出限界値を下げることが出来ないと説明されています」と言う事でした。(検査は(社)静岡県産業環境センター)
今回検査を担当した検査センターではそのような見解だと言う事でした。

例えば検出限界32Bq/Kgで不検出とするデータもありますが、余りにも大雑把過ぎると思います。
島田市の試験焼却時の放射性物質の増加量は、最大で4Bq/Kgと報道されています。
このような変化量をチェックするのに、最大37Bq/Kgという検出限界では、変化を読み取る事は出来ないと思います。
これらの事からも今回の土壌検査データは、何も比較できないデータと考えています。

この点も廃棄物対策課に確認しましたが、「参考データにしていただければ」と言う説明でした。

■空間線量率/3ページ

これに関しては、特に変化が無かったという説明だと思います。
空間線量では汚染度等を知ることは出来ませんので、特に線量の高いところが無かったと言う捉え方で良いと思います。
空間線量に関しては私たちでも測定できるので、今後も比較しながら見て行きたいと思います。

■排出ガスの放射性セシウム濃度

どの程度放射性物質や有害物質が除去できているか?これが最も大切なデータだと思います。


試験焼却データ3


まず市の見解は次の通りです。
市は測定データが基準値より低いので問題ないと判断します。

しかし現時点で次のような疑問があります。


1.集塵機入口と煙突部の濃度比較(上表3の①、②のデータ)
入口と出口の濃度を比較していますので、正確なデータであれば集塵率を示す唯一のデータです。
しかし検出限界が高いため、どの日付の集塵機入口と煙突部の濃度データを比較しても、集塵効果はほとんど無いという事になってしまいます。
この測定は相当精度が要求される、難しいものだと言われています。
それを一度の試験焼却データだけで判断することに、まったく無理があると思います。
私たちが繰り返し要求しているように、日常行われている焼却データで、多くのサンプルと時間を掛けた精度の高い測定を実施しなければ、結局何も判断する事ができないと思います。

富士市の答は「国の指定した測定方法ですので・・・」「基準値より低いので・・・」これで良いとは思いません。
昨年の7月の主灰・飛灰の濃度を平均として計算すると、昨年一年間で約5億ベクレルの焼却灰が最終処分場に埋め立てられています。
もし集塵率が50%なら残った焼却灰と同量の、5億ベクレルの放射性物質が大気に放出されているという事になります。
誤差の多い測定方法の結果だけで、単純に判断するのではなく、総量を含め複合的なデータで判断しなければいけない問題だと思います。

2.試験焼却時の飛灰の放射性物質濃度は、明らかに30%程度上昇しています。
単純な疑問ですが、1号炉電気集塵機入口の値は、試験焼却前1Bq/㎥から試験焼却時0.98Bq/㎥と下がっています。(上表3の①2/9と6/6の1号炉ろ紙部データ比較)
常識的には飛灰の濃度が30%程度上がっていれば、入口の放射性物質の濃度も上ると思いますが?
(上表1の⑤の飛灰のデータ 110,104→132)
それがわずかでも下がっていると言う事は、どういうことでしょうか。

3.放射性物質の総量からの比較
焼却前後の放射性物質総量を比べれば、除去率が推測できます。
・焼却前 800,000ベクレル
・焼却後 348,000ベクレル(除去率43.5%)

計算の条件は下記の通りですが、これは廃棄物対策課に確認済みです。
・濃縮率は1/10
・主灰・飛灰の割合は90%:10%
・計算結果は下表。
除去率の計算その1


試験焼却データ 集塵率


数値には誤差がありますので、100%この計算通りだとは思いませんが、少なくとも富士市が測定結果だけの数値で問題ないと発言している事は、正しいとは思えません。
最も大事な部分ですので、他のデータからも検証するくらいの慎重さがあって当然だと思います。

今試験焼却時の流量やばいじん濃度も市に提供を依頼中ですが、従来の流量データから試算しても、30~40%程度の測定誤差が考えられます。

4.測定方法JISZ8808に対する疑問?
これも以前から説明を要望している項目ですが、いまだに回答が得られません。
5/21新潟県知事も同様の質問を環境大臣にしていますが、やはり回答がありません。

疑問点は800度以上の高温で一度気化した放射性セシウムが、集塵機入口で温度が下がった時にどの程度ガス化したまま残っているか?この状態の検証データを示してくださいという事です。
ガス化していればそもそも検出できないのでは?と言う疑問です。
なぜ一ヶ月以上たっても回答が無いのか、理解できません。

5.電気集塵機の特性に関する疑問?
これも昨年から市に確認している事ですが、市にはデータが無いと言う事でメーカーに聞くと、メーカーは市にあるはずですという答えが返ってきます。
なぜとても重要な電気集塵機の基本的特性に関するデータが、出てこないのでしょうか?
富士市公文書公開請求書で請求しましたが、出てきたのは納入時のテストデータだけです。

具体的には、電気抵抗率・粒子径・煙霧体濃度で、そもそも富士市の焼却炉は放射性物質を除去する設計にはなっていません。そのため昨年から再三にその点を確認していますが、まったく市は調べようとしません。

最も大切なことは電気集塵機で、放射性物質や有害物質がどの程度除去できるかと言う除去率を、できるだけ正確に測定する事だと思います。
それを疑問がもたれているJISZ8808の測定結果、それも試験償却というたった一回きりのデータで判断する事が正しい事かどうか、真剣に考えるべきだと思います。

6.他の放射性核種についての測定
プルトニウム・ストロンチウムなどの放射性核種についての測定も、要求し続けてい行きたいと思います。
これは一度測定し安全が確定できれば、何回も測定する必要は無いと思います。
それだけになぜ実施しないのか?国が必要ないと言っているからという答では納得できません。
富士市の子供達の将来を考えれば、そのくらいの予算は取れるはずです。

7.他の有害物質について
これはもうすぐ発表されると思いますので、その結果を待ちたいと思います。
最近、細野大臣の、ガレキには有害物質が含まれているので、緑の防潮堤などで埋め立てることは出来ないという発言は、多くの人に疑問を持たれています。
これについては富士市に、その見解を出していただけるよう質問状を提出しています。


富士市も多くの富士市議会議員の皆さんも、「災害廃棄物の広域処理」に関し、試験焼却の結果が全ての判断基準という趣旨の発言をしています。

そうであるならば徹底的に疑問が残らないように、それぞれの立場で検証していただきたいと思います。
「国が言っているから」、「県が言っているから」では、何も責任を果たしていないと思います。

上記の疑問に対しても、しっかりした回答をいただきたいと思います。

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[2012/07/10 23:11] | がれき問題 | トラックバック(0) | コメント(5) | page top
<<「災害廃棄物の広域処理」変わってきた流れ | ホーム | 富士市最終処分場の経緯>>
コメント
北九州市での、がれき焼却後の健康被害報告↓

http://onodekita.com/Files/20120605kitakyu.pdf
[2012/07/13 17:26] URL | くまむし #3e7TFZUU [ 編集 ]
Twitter よりhttp://twitter.com/kibakoichi

RT @kekokeko5529: ロックの会で、(菅前総理元秘書の)松田さんは広域瓦礫の問題で、
『拡散すれば、奇形児がでても、福島からだけではなくなり、賠償の問題から逃れられるから』
と言われたが、本当?」
「本当ですよ。経産省の何人もの奴から聞きましたよ。」

事実か?これが"絆"の正体か
がれき焼却やる街とその周辺ではでは出産子育ては控えましょう。

…どう怒りを形にしたらいいのか
[2012/07/13 17:44] URL | くまむし #3e7TFZUU [ 編集 ]
くまむしさん

いつも情報ありがとうございます。
放射性物質による身体症状については、しっかり診断できる医師がが現れてくれなければ、私たちには手が出せない分野なので辛いですね。
せめてどのような検査をすれば、放射性物質特有の症状か判断できるようになって欲しいと思います。
これだけの事故が起きているのに、医療に関する情報が余りにも少なすぎると思います。
これが国の方針と無関係とは思えない点が本当に情けなく、怒りの持って行き先に困ります。
しかし私はその根源を考えるとき、市民の意識に行き着くと考えています。
絶対にあきらめない事!これは思いのほか疲れ、辛い事です。
1人では絶対無理だと思っています。

身近に信頼できる、共通の意識を持てる仲間が必要だと思います。
出会うチャンスは少ないかもしれませんが、意識し続ければ必ず出会えると思います。
私たちの会ももう少ししっかりし、安心して皆さんに加わっていただけるように努力してまいります。
もちろん「災害廃棄物の広域処理」反対!・・・あきらめていません!
[2012/07/13 20:14] URL | 管理人 #- [ 編集 ]
お疲れ様です。
誠意あるコメントをありがとうございました。
ここ数週間、私も子供も目の痛みがあります。病院ではアレルギー性結膜炎と診断されましたが、今までこのような症状はありませんでした。処方された薬で治りません。薬を変えても治りません。焼却場の近くに住んでいるので、汚染された空気のせいだと思うと不安で眠れません。
富士市には工場の排煙による喘息児がかなり多くいます。入院したり、薬でコントロールしたりと毎日苦しんでいます。これ以上の空気汚染は命にかかわることだと思います。
政府の決めたことは、いくら住民が反対しても聞き入れもらえないことはデモを通してもわかります。それなら、建設的に阻止できる方法、知恵を私たちに教えて下さい。市民の中には化学や法律などに詳しい人がいると思います。線量計さえあればリアルタイムにデータを計ることに協力してくれる人もたくさんいると思います。署名を集めるのであれば浜岡の県民投票の時のように受任者があらわれます。どうか私たちに知恵を授けて下さい。
[2012/07/13 22:25] URL | クリーンセンター近くの住民 #- [ 編集 ]
クリーンセンター近くの住民さま

焼却場の性能に疑問を持ち調べ始めてから、総合運動場が健康に良い場所から一転して、不安な場所になりました。
ダイオキシンの排出濃度が他市の何十倍もあり、運動公園側は煙突が実質15m程度の高さで、風向きによっては煙の直撃も心配されます。
今、富士市学校教育課に喘息・アトピー性皮膚炎の罹患率の学校別データを公文書公開請求を行い提供を求めています。週明けに回答があります。富士市全校のデータがあるので、各学校別データも必ずあります。
市が出さない可能性もありますが、これは子を持つ親として知る権利があると思います。
もし発生率が高い学校があったら隠すのではなく、その原因を究明し・対策を立てることが正しい方法だと思います。
また個人の意見は中々通りません。
今ある地区で町内会でまとめて要望を出せないか、その動きが始まっています。
この動きはぜひ成功して欲しいと思いますし、私たちも出来る限り応援してまいります。
詳細については来月にはお知らせできると思います。

私達の活動はどうしても時間を見つけながらになり、亀のような進み方しか出来ていませんが、あきらめずにいろいろと挑戦しています。
まだとても皆様に知恵を伝える力はありませんが、一緒に考えていく事はできるかもしれません。
メールフォームからも遠慮なくご連絡ください。
[2012/07/13 23:38] URL | 管理人 #- [ 編集 ]
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