富士市ガレキ本焼却?/お母さん・お父さんこれを容認しますか?
富士市は来年から本焼却実施の方針を発表しています。
安全であり、本当に復興支援の役に立つのであれば、反対する理由はありません。
しかしそれを確認するための説明会は、実施されていません。私たちが希望してきた説明会→→
市の発表では、来年1月に実施される説明会も次の通りです。(静岡新聞2012/12/19)
富士市瓦礫説明会日程
富士市のHPからこちら→→

この内容では多くの疑問点に関し、十分な質疑・応答を期待することは出来ません。
しかも日本大学准教授:野口邦和氏/明星大学教授:宮脇健太郎氏の講演会では、今ままで繰り返されてきた「安全です」という、お決まりの説明会しか期待できないと思います。
これに関しては改めて検証してみたいと思います。

私達は多くの疑問を感じています。
その中で最も基本的なことである、富士市の子供達の健康に大きくかかわる、富士市の焼却場リスクについて考えてみました。
少し長くなりましたが、ぜひ目を通していただきたいと思います。

焼却場周辺の健康被害に対するデータはとても少ないようですが、次の横浜市のデータはとてもわかりやすく整理されています。
このデータは「栄工場のゴミを考える会/代表:西岡政子様」がまとめられたもので、長年の調査を通しわかりやすく、とても説得力のある資料です。
今回その多くの資料の中にあるデータの一部を利用させていただき、富士市の焼却場がどのように健康に影響を及ぼすか?その参考資料とさせていただきました。
(データは学校保健(児童生徒疾病等傾向)実態調査及び被患率について横浜市教育委員会による)
横浜市の焼却場が小学生児童の喘息に及ぼす影響について
桂台小学校周辺の3つの焼却場の稼動・停止に伴う、喘息罹患率の変化を示したデータです。
横浜市栄区の喘息罹患率
上図の焼却場の稼動・停止の影響は次の通りです。(位置関係は下図をご覧ください)

・H12→その3工場が稼動していました。その時の桂台小学校の喘息は横浜市でワースト2位(19.7%)
・H13→栄工場が停止すると、少し下がりました。
・H15→今泉が停止すると大きく下がりました。
・H17→今泉が稼動するとまた上昇しました。
・H18→今度は港南工場が停止すると下がり始めました。
・H20→横浜市で258位(6.2%)にまで下がりました。
・H22→この表にはありませんが317位(5.1%)とさらに下がっています。

桂台小学校と3つの焼却場の位置関係は次の通りです。
桂台小学校と焼却場の位置
※神奈川県全体の小学校喘息順位は→→こちらからご覧いただけます。(拡大してご覧ください)
※西岡様の以上に関する詳しい経緯・説明は→→こちらから。
以上の状況は、焼却場が小学生の喘息に影響していることを示しています!

それでは富士市焼却場周辺の状況はどうでしょうか?
以上の状況から、富士市の焼却場周辺地区は大丈夫?
ぜひ小さな子供さんのいるお母さん・お父さんに、真剣に目を向けていただきたいと思います!

不安材料1:小学校の位置関係は?

先の桂台小学校から最も離れている港南工場の距離(2.5Km)から考えると次のような状況です。
多くの小学校がその範囲に入っています。
それらの小学校では富士市平均と比べ、どのような傾向があるのか?多い・少ない・変わらない?
まず調べる必要があります。

富士市焼却場周辺小学校


不安材料2:富士市焼却場のダイオキシン排出濃度?


このデータは2010年のデータですが、富士市が際立って高いのがわかります。(クリックで拡大)
富士市は県内トップクラスのダイオキシン排出量の、危険な焼却場ではないでしょうか?
※詳細データは環境省が公表しています。こちら→→
富士市焼却場ダイオキシン

赤字の伊東市・富士市・裾野市は電気集塵機で、やはりダイオキシン排出濃度は高くなっています。
排出濃度が高いのが、ダイオキシンだけとは考え辛いと思います。他の有害物質は?放射性物質は?

不安材料3:富士市小学校の喘息・アトピー性皮膚炎の罹患率?


さらに富士市小学校の喘息・アトピー性皮膚炎の罹患率は、静岡県平均に比べとても高くなっています。
赤が静岡県平均、青が富士市平均です。(データは富士市の学校保健「ふじ」より)
焼却場周辺地区では、さらに高い可能性があります!
富士市喘息罹患率
富士市アトピー罹患率

この喘息・アトピー性皮膚炎だけでなく、将来にわたって子供達に影響があるかもしれない疾患についても、慎重に調べる必要があると思います。

不安材料4:原発事故以降、放射性物質が含まれる焼却ゴミが、毎日焼却されていること?


2011/07の富士市焼却ゴミの飛灰の放射性物質濃度は、279Bq/Kgと高い汚染度を示していました。2012/08のデータでも100Bq/Kgを超えています。これは原発事故以前では考えられない高濃度の汚染です。富士市では日々、放射性物質の汚染されたゴミが焼却されています。

原発事故後に緩和された規制値によりこれらの焼却灰は、一般の最終処分場に土をかぶせるだけで埋められていますが、事故前では処分できない値です。
これに関しては前回の新潟県知事の発言等をご覧ください!こちら→→
私たちが考えるべきは、同じ状況でも新潟県は危険と考え、富士市はまったく安全と考えていると言う事です。

私達はこのような「国や県が安全だといっているから安全」という、富士市の考え方に不安を持っています。
なぜ独自に富士市の現状を考慮し、調査・検討し結論を出さないのでしょうか?

この放射性物質の安全性確認は、震災ガレキ受け入れ以前の問題です!

以上、横浜市のデータと富士市の4つの不安材料を考えた時、環境クリーンセンター周辺住民の方が、不安に思って当然ではないでしょうか?
子供達は本当に大丈夫でしょうか?
実はさらに大きな不安材料があります!
以上の健康被害の実体を、簡単に知る手がかりがあります。
富士市が発表している小学校の喘息・アトピー性皮膚炎罹患率について、各学校の個別データがあります。
横浜市で発表しているように、そのデータを確認すれば少なくとも焼却場周辺地区の小学校で、富士市の平均より高いかどうか?その傾向を簡単に把握する事が出来ます。
※横浜市のデータはこちらから→→(再掲)
富士市学校教育課に確認しました!
その答をもらうまで、約一ヶ月必要でした。
各学校にあるデータを出すのに、なぜそんなに時間が必要なのか?わかりませんでした。

2週間程度待っても回答がありません。途中催促しても、答がありません。
2週間が過ぎ、今度は「公文書公開請求」して欲しいと言われました。
理由は不明でしたが、取り合えず言われるまま請求し、交付されるまで2週間待ちました。

その結果「公開しません」!
次の通知書のとおりです。
この通知書は7月ですが、11月にも焼却場周辺住民の方が同様の質問しましたが、検討さえしてもらえなかったそうです。

教育委員会通知書

学校教育課とは、小中学生の健康や安全を最優先に守る部署だと思いました。
現に県平均の2倍も高い疾患の罹患率があるにもかかわらず、それ確認するためのデータを公表しないという富士市の姿勢がはっきりしました。とても残念なことですが、これは事実です。

ダイオキシンや他の有毒物質のデータ・放射性物質のデータでいくら安全だと説明されても、それは一回限りのデータであり、それを何年も摂取した場合のリスクを証明することにはなりません。
その意味からもとても期待したデータでした。
もし万一危険を知らせる高いデータが出たら対策をする!
これが当然の市の姿ではないでしょうか。

全校に「喘息発作用の救急セットを配備している」ことは、何の安心にもつながりません!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上の状況からはっきりしたことは、焼却場周辺地区の小学生の喘息・アトピー性皮膚炎の罹患率が、
「富士市平均より公表できないくらい高いかもしれない」
という不安が残ったこと!

もう1つは・・・
「富士市は、市民に情報を正しく伝える努力をしない」
という不安ではないでしょうか?

このことはとても大きな意味を持つと思います。
すなわち市の公表しているデータは、市にとって都合の良いデータだけを公表しているのではないか?
という根本の信頼を揺るがすものとなってしまいます!
「水俣病」「薬害エイズ」「アスベスト」・・・、子供達のために我々は学習する機会は十分あったはずです。
もう繰り返すことは止めましょう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しかし

このように焼却場周辺地区の不安が何も解消されないまま、来年からは震災がれきの本焼却が始まります!



【お願い】
私達は出来る限り事実確認をした上で、データーを掲載する事を心がけています。
今回のデータも全て、公的に発表されているデータです。
ただ子育てをしながら、仕事をしながら、専門家でもなく、活動家でもない普通の富士市民で、全て手弁当で調べています。
100%完全なデータ・情報・考え方ではなく、不備があるかもしれません。
そのような懸念をお感じの場合は、ぜひデータや情報基に確認をお願います。
今回の喘息・アトピー性皮膚炎のデータに関する窓口は下記の通りです!

■学校教育課
・電話:0545-55-2868/・ファクス:0545-53-2862/・メールアドレス:gakukyou@div.city.fuji.shizuoka.jp

私達は「個人が特定されるから?」「部署が違う?」「市の方針で」・・・いろいろな答を聞いてきました。
どれも私たちには意味不明でわかりませんでした。
知りたいことは、すでに静岡平均の2倍以上の疾患があるとしたら、どのような調査を実施し実態を把握していて、どのような対応方法を検討し、対策を実施していますか?
その達成目標はいつ頃でしょうか?

さらに焼却場周辺の影響に関し、どのように考えていますか?問題ありますか?ありませんか?その根拠は?

小・中学生の健康と安全を守る「学校教育課の見識」を、ぜひ確認していただきたいと思います。

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コメント
説明会の日程が発表ですか。

ロゼシアターはなんと小ホールですか。問い合わせ電話が少ないせいでなめられていますね。

御用学者さんを二人も連れていらっしゃるご様子です。質問に本当に市役所の方が答えてくれるのか甚だ疑問ですし、きちんとしなければ、富士の街はセシウム、重金属まみれにされてしまいますね。

市外の者立ち入り禁止ですから、誰の助けも期待することは出来ません。

容認できない、少しでも気になる方は押し掛けるべきです。

市民の気持ちを届けるには、会場に足を運び、そして大丈夫かもなんて洗脳されず、きちんとそれでも、ほかの地域で何が起こっているのか、富士市の焼却炉で今すでに何が起こっているのか。

それでもやるなら責任がとれるのか。
問いつめていく必要があります。

富士市民にそれが本当にできるのか、
それが、子供の未来を決めるのでしょうね。

そこまで熱くなれないけれど、不安な人は、富士市から他市へ移転してゆくのでしょうね。

家を富士にお持ちの方、ご近所の方は特にご近所お誘い合わせの上、がんばってください。

[2012/12/24 00:26] URL | こんばんは #LmMdU2V. [ 編集 ]
具体的になにをしてほしいのですか?
なんだか論点がぶれてみえますよ。
[2013/05/19 23:54] URL | 原発?ぜんそく?どっちのはなし? #- [ 編集 ]
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