これは変だよ!原発周辺地区
福島第一原発事故、避難対象区域が原発10Km圏から30Km圏に拡大され、自治体に避難計画の策定が義務付けられました。
次の図は福島第一原発事故における汚染地図です。(群馬大学 早川由紀夫教授の放射能汚染地図)
赤円が30Km圏。青円は250Km圏。
そもそも30Km圏にどんな意味があるか?大きな疑問が残ります。

福島汚染範囲-早川MAP

大飯原発3、4号機運転差止請求事件判決
この福井地裁判決では、250Km圏内に移住する原告の訴えが認められました。
その中の「理由の2」で、次のように記載されています。


2 福島原発事故について

 福島原発事故においては、15万人もの住民が避難生活を余儀なくされ、この避難の過程で少なくとも入院患者等60名がその命を失っている。家族の離散という状況や劣悪な避難生活の中でこの人数を遥かに超える人が命を縮めたことは想像に難くない。さらに、原子力委員会委員長が福島第一原発から250キロメートル圏内に居住する住民に避難を勧告する可能性を検討したのであって、チェルノブイリ事故の場合の住民の避難区域も同様の規模に及んでいる。

 年間何ミリシーベルト以上の放射線がどの程度の健康被害を及ぼすかについてはさまざまな見解があり、どの見解に立つかによってあるべき避難区域の広さも変わってくることになるが、既に20年以上にわたりこの問題に直面し続けてきたウクライナ共和国、ベラルーシ共和国は、今なお広範囲にわたって避難区域を定めている。両共和国の政府とも住民の早期の帰還を図ろうと考え、住民においても帰還の強い願いを持つことにおいて我が国となんら変わりはないはずである。それにもかかわらず、両共和国が上記の対応をとらざるを得ないという事実は、放射性物質のもたらす健康被害について楽観的な見方をした上で避難区域は最小限のもので足りるとする見解の正当性に重大な疑問を投げかけるものである。上記250キロメートルという数字は緊急時に想定された数字にしかすぎないが、だからといってこの数字が直ちに過大であると判断することはできないというべきである。

※判決全文はこちらのサイトで→→

これは上図(青円)と比較すると非常にわかりやすく、汚染地図の250Km圏をカバーしているものです。
この点からも30Km圏の意味が問われてきます。
さらに大きな疑問-1
しかし今問われているのは、更にその30Km圏に含まれる市でさえ、原発再稼働や建設に対する「同意権限」がないという点です。
現在この理不尽な状況に直面している地区は多く存在します。
その中で再稼働が進められている原発において、その30Km圏にほとんど市の全域が含まれる「いちき串木野市」「舞鶴市」。そして世界初のフルモックス燃料を使用する大間原発の建設に対して、同様の30Km圏に含まれる函館市。下図、黄色の市です。

川内原発/いちき串木野市
地元とは-川内原発

高浜原発/舞鶴市
地元とは-高浜原発

大間原発/函館市
※函館市は昨年4月3日、国および電源開発(株)に対して、その建設差し止めを求める訴状を東京地裁に提出しました。

地元とは-大間原発

何が大きな疑問か?

電力会社が再稼働または原発を建設してから、それぞれの市に市の責任で、費用も負担し避難計画を策定しなさい!
しかしそれらの市には、再稼働や建設に対する「同意および拒否権」はない!
権利を持つ市は、図中の原発が立地する小さな一つの市だけ!


これでは函館市長の怒りも当然です。
今まで動いていた原発の再稼働でさえ大きな不安がある中、世界初!100%MOX燃料を使用する原発の建設!まったく何が起こるか想定できない!
それを30Kmにも満たないところに建設され、「できたから避難計画を作ってください」。
市長の怒りは当然で、利益より市民の安全を優先する立派な市長だと思います。

函館市長-大間原発assy

※函館市の大間原発建設凍結のための提訴についての説明こちら→→
※上記写真は、NNNドキュメント「再稼働元年…ここは原発の地元ですか?」より。こちら→→
さらに大きな疑問-2
いまだに住民の合意が得られた、しっかりした避難計画はどこにも存在しません!
しかし再稼働も建設も進められようとしています。
これはどういうことなんだろうか?

万一事故が発生したとき、結局苦しむのは?
福島第一原発事故からもうすぐ4年。今でも多くの人が全国に避難したり、仮設住宅で暮らしています。
その数は原発が立地していた市より、周辺地区の人達の方が多いはずです。
これは紛れもない事実。

原発を再稼働するなら、原発を建設するなら、多くの人の覚悟を問わなければならないはずです。
原発が立地する市には多額の交付金が支払われ、立派な箱モノが作られたり、雇用も生まれます。
その莫大な利益が入る、原発が立地する市だけの同意で良いとは思えない!

今も避難生活-福島

また福島原発事故に対し、政府・電力会社・・・・・だれも責任を取らない。
東電は2期連続黒字!(そもそも総研こちらより→→

これがまともな状態とは思えない!
このように考える国民も多いはずです。
なぜこうなるのか?どうすればよいか?
これらの事実に目を向け考えた場合、少なくともおかしい点があると気づく人は多いと思います。
少なくともどうなっているのか?国や電力会社にしっかり説明してほしいと感じると思います。

しかし私の住んでる町でも、ほとんどの人が知らないか、知っていても声は出さない、そして出せない。
思ったことを口にできない、声を出せば変に思われる、いじめにあう!

実はこれが原発問題だけでなく、集団的自衛権、秘密保護法・・・などの問題、地元で発生している問題でも、基本的に存在する、民意が反映されない根本原因だと感じています。

これらの現実を直視し、認めた上で、どのように変えていくか?

昨年よりこのすべての根本にある問題点に対し、諦めの悪い仲間と、日々無い知恵を絞っているところです。
地元のテーマについては、想像以上に時間がかかっていますが、少しづつでもお知らせしていきたいと思います。

つづく予定です!



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[2015/02/21 22:23] | 原発関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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