富士市石炭火力発電所・・・増設のうわさ???
石炭火力発電所増設の噂を、最近よく耳にします。
まったくの「噂」なのか、「火の無い所に煙は立たぬ」のコトワザ通りなのか、今のところ不明ですが?

9/26(月)知り合いから、「石炭火力発電所の煙が凄すぎる」と連絡をもらいました。
確認すると、たしかに迫力がありました。(下の写真)
20160926-石炭火力-0
煙は水蒸気だけではありません!
気象条件により煙の状態は変化しますが、見え方は別にして、毎日約1,000トンの石炭が燃やされ、その内の約85%が何らかの物質に変化し、大気に放出されている事実に変わりはありません。

残りの約15%は、灰として回収。(濃縮率15%は事業者に確認済み)
その物質の中には、CO2・NOX・SOX・水銀・・・etc、も含まれます。
もし水蒸気だけなら、100mの煙突はいらないですよね!
(詳細内容については公開請求で入手した、事業者の資料でも確認しています)

「基本的に、この考え方に間違えありませんね?」・・・先日念のため、環境部保全課で確認しました。
「間違いありません」ということでした。
このことはぜひ知っておいていただきたいことです。

つまり富士市の工場から排出されている煙は、水蒸気だけではないということです。
もちろん健康影響を考えるとき、有害物質の割合が重要になりますが。
鈴川石炭火力発電所の場合はどうでしょうか?
事業者の説明から有害物質の除去率は、例えば、硫黄酸化物(SOX)75%、窒素酸化物(NOX)50%です。
これ十分だと思いますか?

20160926煙の成分イラス
すべての工場の施設は、法的基準は満たしていると思います。そうでなければ稼働できないはずですから。
問題はその工場の数です。
富士市のサイトで公表されている「富士市の環境(平成28年)」によると、「3 大気汚染防止法および静岡県生活環境の保全等に関する条例による特定施設数」の中の「(1)大気汚染防止法による特定施設数」だけを見ても、740施設となっています。
一つの施設が基準を満足していてもこれだけの数があり、そこから排出される量が合計された時「本当に安全ですか?」ということになります。

この点については総量規制を含め、さらに詳しい説明が必要ですので改めてお知らせします。
いまは富士市の工場から排出されている煙は水蒸気だけでなく、有害物質が含まれていることを知っておいていただきたいと思います。

富士市の大気にフタをする逆転層
富士市の逆転層については、こちらの富士市サイトから「富士スモッグ改善計画書」がダウンロードできます。
(ワード形式です)
ページ数が141ページで、まず見ることはないと思いますが、その中の63~64ページに「富士スモッグ発生機構」として説明されています。以下抜粋です。

「上層は強い西風となっていますが、富士市の東側と西側は山に囲まれているため、下層への影響がほとんどなく、下層大気と上層大気の間に温度逆転層を発生させています。これは、富士市上空を覆う蓋のようになっています。」

つまり汚染物質が含まれる大気に、フタをしている状況です!

地形・気象条件からくるもので、この部分はどうしようもありません。有害物質の量を減らすしかありません。
富士市の話で「不景気の影響で全体の排出量が少し減少し、スモッグが改善されている」ということですが、なんだか寂しい話ですよね!
20160926富士スモッグ逆転層

富士市は工業都市であるため車両の数も多く、排気ガスの影響も考慮しなければなりません。
はじめの煙の説明と合わせて考えた時、本当に富士市の大気大丈夫?と思いませんか。

私達は以前より、市・企業・住民が協力し、まず富士市の大気は汚染されているという現状認識を持ち、工場の燃料転換等を含め、改善していく努力が必要だと訴えています。

石炭火力発電の増設?・・・どこを探せばそのような発想が出てくるんでしょうか?


2016/09/26富士市のある風景
少しモヤの掛かった富士山からは、静かな落ち着いた雰囲気が伝わってきます。
20160926-1

しかし富士山の左下に目を移してください。
そこには工場から吐き出される煙が見えてきます。
20160926-2

少し拡大した風景です。
この風向きだと富士山に向かって傾斜する斜面に、煙が降り注ぎます。地形により、そこに滞留する場所も出てきます。
20160926-3

そこから少し左に目を向けた風景です。
20160926-4

更に左に目を移すと、やはり煙が見えてきます。
20160926-6

もう少し左に目を向けると、沼津方面から来たときの富士市の玄関に、石炭火力発電所が見えてきます。
以前に持ち上がった清水の火力発電所建設計画は、時の知事が「玄関にかまどは作らせない」と言って、建設を阻止した話は有名です。現在の富士市長は、多くの人が賛成している???ことや、市内の環境影響は殆どないということで、火力発電所建設を推進しています。
20160926-石炭火力

その火力発電所の前に、沼川があります。
その川沿いの木の茂みに見える、白い点は何だと思いますか?
20160926-白い点は

シラサギです。
20160926-しらさぎ-1

近くの電線にも、たくさんのシラサギが止まっていました。(これは一部のアップ画像です)
20160926-しらさぎ-2

道路にかかる橋の欄干にも、群れで止まっていました。
20160926-しらさぎ-3

今年の9月から稼働した石炭火力発電所が、このシラサギにどのような影響を及ぼすかわかりませんが、少なくともプラスになることは絶対にないと思います。
沼川をベースにまだ自然が残っている今、地域のまちづくりを考えることは、今の大人の子どもたちに対する責任だと思います!が・・・

いまのところ富士市では、この考えは通用しないようです!

そして石炭火力発電所がもう一つ増えたら、富士市の活性化と喜ぶんでしょうか?



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