汚染肉牛出荷停止解除について
放射能汚染肉牛出荷停止解除について整理してみました。(8/26内容更新しました)
テレビ・新聞報道と農水省・福島県に確認した情報が、若干違う部分がありましたが、下図の通でほぼ間違いないと思います。
なお詳細確認等の連絡先は末尾に記載いたしました。(農水省・福島県)

今後の肉牛出荷体制


原則として農家の条件により、全頭検査と一頭検査の2通りに分かれます。
(厳密には1頭から数頭を検査という記載もありますが、実質的には1頭だと思います。)
出荷体制

現状のまとめ


まだ未決定の部分もあり、各方面から批判・要望も多いようなので、今後変更・追加があると思われますが、現時点では、間違い・不正・検査漏れ等が考えられ安全とは言えません。
今現在も検査漏れの野菜が大量に出回っている事実から考え、安心できるレベルではないと思います。

1.汚染稲わら有無の確認

1頭検査の農家には、本当に汚染稲わらや新たに福島県で見つかった汚染飼料などが無いかどうか、確実に立ち入り調査が実施されていないと思います。
汚染稲わらの使用・未使用の確認は、先日報告したとおりの内容のようです。
すなわちチェックリストを配布し、それに農家が記載し提出する方式の確認が多いと思います。
農家の方を信頼しないわけではないですが、調査方法としては十分ではないと思います。
全農家の立ち入り検査を実施し、100%汚染稲わらが無いことを確認する必要があると思います。
もし存在した場合は、完全に使用できない状態で、隔離保管してあることも確認する必要があります。
何らかの理由で汚染稲わらが残っていた場合・・・その他不安は残ります。

実際福島県で汚染稲わらを使用していない農家から出荷された肉牛から、基準値を超える汚染が確認されました。汚染牛の原因は外気に触れる場所に保管された飼料と言うことです。
当たり前のこととして汚染稲わらとその他の飼料の保管状態に対して、全農家の立ち入り調査を実施するかと思っていましたが、まったくそのような報道は見かけません。
これではまた何らかの原因で汚染肉牛が出荷される可能性を排除できません。


2.検査体制は十分でしょうか

頭数が多く全ての検査が正しく実施できるかどうか、非常に疑問が残ります。実際野菜に関しては検査装置がまったく足りず、検査されていない野菜が相当数出回っています。この事実は無視され、報道もされないまま今も続いていると思われます。
実際すでに生産者の方達からも、全頭検査に対する不安の声が上がっています。

3.稲わらの管理を県に依頼しているが実施可能かどうか

今後の汚染稲わらの保管方法・処分方法は下図の通りです。

汚染稲わら保管

管理状態の確認・汚染稲わらの処分などは、県に依頼しているようですが、実際に実施できる体制かどうか疑問が残ります。
例えば、汚染稲わらの確認・それが着色されたか確認・シート正しくかぶせてあるか確認・8000Bq/Kg以下のものが正しく処分されているかどうかの確認・・・など、相当な作業量になります。
国は多くの問題に対し通達を出すだけです。
実際の実施状況については確認せず、何かあったときだけそれを盾に責任を押し付けてきます。

4.暫定基準値が高すぎるのでは

人それぞれの判断に依存することですが、この基準値が高すぎることに不安を感じている人は多いと思います。
したがってその場合は、暫定基準値以内と言われても購入することは出来ず、検査自体の意味がなくなってしまいます。
検査データを数値で表示してもらえれば自分で判断でき、数値によっては購入することが可能になります。
何らかの方法で検査データが数値でわかるようにして欲しいと思います。
参考までにウクライナは40Bq/Kgと約1/12です。

5.汚染物質が敷地内にあることの問題

農家の方の被曝リスクを考えた場合、敷地内に汚染稲わらを保管しておくのは安全面で問題があります。
これは汚染廃棄物の処分・保管場所が決定していないために発生する問題で、除染作業・汚泥処理・ごみ焼却灰・・・などで発生する廃棄物処理にも関係する基本的な重要課題です。
これも当初よりわかっている問題なのに、いまだにはっきりした方向が出ていません。

また敷地内に汚染稲わらが存在することは、何らかの手違いにより汚染稲わらが使用される可能性を排除できません。

6.8000Bq以下の一般廃棄物としての処理は問題

4.と同様の問題です。
もし汚染稲わらを埋め立て処理した場合、稲わらは分解され濃縮された汚染物質が残り、地下水や空気中に飛散することが心配です。
特に全国各地に分散処理された場合、30年以上に及ぶ継続管理はまず不可能ではないかと思われます。
汚染物質は絶対に集中管理しなければならないと考えます。

新たに福島県で発生した「汚染飼料」について

8/25追加しました。

読売新聞「肉牛の出荷停止、25日にも全面解除」のニュースを見て、8/25「汚染干草(飼料)」の件について生産局畜産部食肉鶏卵課に確認しました。(汚染干草は汚染飼料という報道もあります飼料に統一させていただきます。)
(福島県で新たに発生した「汚染飼料」についてで、「汚染稲わら」ではありません。)

■「汚染飼料」の確認はどのようにするのですか?
福島県の計画的避難区域については、全部確認すると思います。

■それ以外の市や他県はどのように対応するのですか?
特に調べることはしません。

■もし汚染飼料があったっらどうなりますか?
全頭検査を実施しますの汚染牛肉は出荷されません。

■例えば1頭検査の場合に、検査しない肉牛に農家で間違って与えたり・故意に与えたりする可能性がありますが?
基本的に同じえさを与えますので、検査で発見できると思います。

■100頭飼っていて、何らかの間違いで10頭が汚染稲わらを食べ汚染されている可能性はチェックできないと思いますが?
非常に可能性は低いと思います。

■例えば汚染肉牛を消費者は何も知らず食べさせられるという、想定外のことが起こっています。食の安全を考える時、これからは万一を考えできることを全部実施してから出荷するべきではないですか?
今回の場合も全農家を訪問し「汚染稲わら」「汚染干草」をチェックし、それから出荷を解除するべきではないですか?これは確実に実行可能なことです。急いで解除する必要などまったくありませんが?
?????

野菜・果物と同様に肉牛の出荷が解除されても、購入を控えた方がよさそうです。
なぜ国は疑いが残る方法でしか対応出来ないのでしょうか?
なぜそんなに急ぐのでしょうか?
消費者にはまったく理解できない思考方法です。
結局、その根底にある「利権構造」に行き着いてしまいます。


要望と防衛策

8/26更新しました。

1.全数検査の実施と検査結果の数値表示

完全に汚染牛が出回らなくなるまで、全数検査を要望します。
ただし暫定基準値内という説明ではなく、数値データが確認できることが必要。
暫定基準値が高すぎると考える人が多いため。
この方法は汚染原因が稲わら以外の場合も有効なため、検査漏れが無ければ安全度は高いと思います。

2.危険が排除できない産地の肉は食べない

残念ですが、結局これが消費者が出来る唯一の防衛策ではないでしょうか。安全が確認されるまで外国産を食べるしかないのでしょうか?
またしても「政府を信じて食べる人」「被災地復興のためという思いに賛同して食べる人」が被曝リスクを負ってしまうのでしょうか?

以前から伝えられているように「検査したら買う訳がないので検査しない」、これも排除できないくらい政府の信用は失われています。
これは事故発生以来多くの場面で感じていることです。
これに関しては控訴の動きも出てきていますので、まずはそちらの動きに期待しましょう。
また安心できる生活のためには多くの法改正が必要です。今から不要議員しっかりチェックしておき、次の選挙では確実に退場させましょう。そして必要な人材は今から捜し始めましょう。



なお汚染肉牛については下記部署に確認しました。
詳細については確認願います。

【国産牛肉信頼回復対策】
生産局畜産部食肉鶏卵課
担当者:木下、猪口
代表:03-3502-8111(内線4940)
ダイヤルイン:03-3502-5989

【稲わら等緊急供給支援対策】
生産局畜産部畜産振興課
担当者:小宮、田中
代表:03-3502-8111(内線4916)
ダイヤルイン:03-3502-5993

【福島県 畜産課】
024-521-7365
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[2011/08/20 21:16] | 食の安全 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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