ガラスバッジ(簡易線量計)は何のため?
子供たちの健康を気遣い、祈る思いで子供たちの首から提げさせたガラスバッジ、早い地区ではその結果の通知が始まりました。それがどのようなものであったか、下記の報道が配信されました。


ポケット線量計01
今回これに関するメディアの報道は、非常に少ないように感じます。
簡単に通り過ぎてはいけない大事なことです。
今回わかる範囲で整理してみました。
その実情は、始めたのは良いがその結果をどのように判断し、伝えるかについてはまったく準備されておらず、市町村は「国の対応が遅い」と批判し、国は「市町村独自の取り組みであり、支援などの対応をする考えはない」と言う状態です。
多くの手間と費用をかけ始まっているこの測定は、一部の学者のためにデータ収集と言われても仕方がない状況です。

これからも続く子供たちの被曝に対し、国や県は「なんとしても子供たちを守る」と言う姿勢を一度も見せたことがありません。
それどころか子供の健康を願う親の気持ちを無視し、自分達の辻褄あわせに終始してきました。
今回も同じことが繰り返されてしまうとしたら、本当に許せないことです。



健健康対策指示なし 子どものガラスバッジ結果通知

2011年10月 6日

 外部被ばく量を測定する個人積算線量計(ガラスバッジ)の子どもらへの配布をめぐり、県民や市町村がどう健康対策に生かすか困惑している。伊達市は結果に福島医大の教授の所見を添付したが、今後の生活に対する指示はない。川俣町は今のところ、数値を通知するのみにとどまっている。一方、郡山市が5日に配布を始めるなど、全ての市町村がバッジか線量計を配る計画を持つ。県はバッジ配布に補助しているが、その後の対応は市町村任せ。国の支援もなく、関係者は疑問を投げ掛けている。

■何を伝えれば ■素っ気ない国

 伊達市は3日から分析結果を対象者約8400人に配布した。結果には数値と、市健康管理アドバイザーの宍戸文男・福島医大教授のアドバイスを添付。今後除染でさらに数値が下がることや、健康被害がないと予測されることなどが記載されている。
 「数値別にコメントを書き分けることが必要だ」。4日の市災害対策本部会議で、仁志田昇司市長は、アドバイスが総括的なコメントにとどまり具体的な対応策がないため、改善する考えを示した。さらに今後、健康相談会を開く予定。
 川俣町は7月から3カ月ごとに約2500人の積算放射線量を測定している。町によると、3カ月で最大約1ミリシーベルトを被ばくしたとの測定結果が出ているという。現在は乳幼児や妊婦、高校生の結果を通知するにとどまっているが、町教委は「今月末には園児や小中学生らの測定結果も出そろう。その後、町復興支援アドバイザーの近畿大に結果分析を依頼し、来月には結果を踏まえた健康への影響などについて説明会を開きたい」とする。
 福島市は9月に測定したガラスバッジを住民から回収しており、間もなく測定結果を住民に通知する。その際、数値以外の何らかのコメントを付けるかどうかを検討しているが、結論は出ていない。担当者は「積算線量を評価する基準が明確でなく、市レベルでは数値を基に住民に何を伝えればいいのか、判断できない」と実情を明かした。
 ガラスバッジは1カ月や3カ月の期間を区切り、その期間の外部被ばくの積算線量を算出する。ただ、0.1ミリシーベルトの単位までしか測定できない。例えば0.06ミリシーベルトは「0.1ミリシーベルト」の表示となるが、0.04ミリシーベルトは「0」となるという。
 「数値だけが分かっても住民は納得しない」。市町村の担当者からは国、県の対応に批判が漏れる。
 ある自治体の担当者は「国、県の動きは遅過ぎる。放射線の数値の分析や具体的な対応について早急に支援すべき。市町村任せにするのはおかしい」と憤っている。
 文部科学省の原子力災害対策支援本部は「(ガラスバッジ配布は)市町村独自の取り組みであり、支援などの対応をする考えはない」と素っ気ない。
 県は測定結果の住民説明について「まずは市町村が行うべき」とするが、専門家派遣などの要請があれば支援をする方針。



※背景
 個人積算線量計(ガラスバッジ)は原発事故に伴い、放射線に対する子どもや保護者の不安を払拭(ふっしょく)しようと、川俣町が6月下旬に県内のトップを切り配布を始めた。県によると、9月末までに福島、二本松、伊達、本宮各市など17市町村がガラスバッジを配布している。大玉、北塩原、湯川、西郷の4村は線量計を貸し出している。


次は福島ふるさとニュース(NHK)で放送された内容の抜粋です。


この線量計は数値が表示されないため、定期的にガラスバッジを回収し専用の装置でデータを確認します。
数値を表示しない理由は、いじめの可能性あるからと言うことでしが、これは親や先生の指導で防止できると思います。
数値が表示されれば万一線量が高い場合、生活パターンのチェックができ、被曝の低減が可能になります。
線量が見えなと今まで繰り返されてきたように、後になって線量が高いので注意してください、と言うこともありえるわけで、何のための測定か分かりません。
ただ数値が見えることで、かえって煩わしいと感じる方もいるかもしれません。
でも子供たちの安全を守るいう目的からすれば、些細なことのように感じます。


子供たちは毎日ガラスバッジを首から提げ,学校に行く生活を続けています。
このガラスバッジとは、医療機関のレントゲン技師などが累積被曝量管理のために使用しているものです。
なぜ子供たちがそんなものを首から提げ、勉強しなければならないのでしょうか?

ポケット線量計1
ポケット線量計2

この線量計は数値が表示されないため、定期的にガラスバッジを回収し専用の装置でデータを確認します。数値を表示しない理由は、いじめの可能性あるからと言うことでした。

ポケット線量計3
ポケット線量計4

三春町では独自に購入した測定器で、職員自ら測定を行っているようです。

ポケット線量計5
ポケット線量計6


問題はその通知内容です。数値だけを渡されても、それがどのような意味があるのか説明がなく、判断しようがないということです。数値を伝えらた保護者も、その数値が高いのか低いのかも分からず、子供にどのように説明してよいかも分かりません。三春町の教育委員会の職員も、国にきちっとした基準値を決めてもらわないと、説明しようがないということでした。

ポケット線量計7
ポケット線量計8
文科省が掲げている被曝量の目標値は年間で1mSv以下で、健康に影響が少ない数値だとしています。しかし一日全体の被曝量は定めていません。
学校以外の数値も考慮し、内部被曝の評価も含め説明してもらわなければ、何の意味もありません。

国の基準


今回の約30万人の子供に配布し、測定するための予算は、約60億円だそうです。
ガラスバッジの値段は、1個約3000円程度とも言われバッジ代は約9億円。
残りの50億以上の予算は何に使うのでしょうか?
これらもきちんと検証されなければいけません。
そうでなければ今ささやかれ始めている、復興利権の餌食になってしまうかもしれません。

また今回のガラスバッジも始めたからには、批判だけしていては何にも進みません。
本当の意味で子供の健康管理に役立つ方法を考え、実行していかなければなりません。
心ある議員の皆さん・県民の皆さんが声を上げ、全国からも忘れずに監視と批判の声を上げ続けなければならないと思います。

スポンサーサイト
[2011/10/04 08:59] | 福島県関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<「子どもを避難させて!」渡利地区住民が要望 | ホーム | 原発さよなら講演会>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://change2011.blog.fc2.com/tb.php/72-34077520
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |