富士市汚染瓦礫受入れ2
富士市の瓦礫受入問題については、当サイトにも多くのご意見をいただいております。
本当に気になる問題です。
それだけに正しい状況を理解し、その上で自分なりに判断していこうと思います。
以下に、現時点までの事を整理してみました。

1.富士市廃棄物対策課の見解

1.11/02(水)定例記者会見で富士市長は、「安全が確認され・説明も出来ると言うことであれば、受入れるべきだ」と発言。
この背景には10/27川勝県知事が【県内自治体のごみ処理施設で日常運転に上乗せが可能な処理量の1%を支援目標に掲げ、「今できる支援策として『1%運動』を提唱したい。】と述べたことがあります。
2.担当部署で検討の上、発言したことではない。また11/04(金)時点で検討の指示は無い。
3.まったく白紙状態である。(設備・予算・受入方法・検査方法・・・・・)
4.ただし指示があれば検討しなければならない。
5.その場合は政府の指針に沿って、8000Bq/Kgの瓦礫も検討する。
6.受入れる場合、焼却は富士市のクリーンセンターで焼却予定。
7.受入れる場合、焼却灰は桑崎の最終処分場で埋め立て予定。
8.どのように安全を確保するか等は未定。
9.もし実施する場合は必ず事前に市民に説明する

更に詳しく説明してもらったところ、次のような状況のようです。(11/07)
ゴミ処理概要

10.現在の設備では分別・粉砕等の処理が出来ないので、50cm未満のものしか受入れられない。
11.民間業者に委託すれば可能だが、その場合は市議会議員の承認が必要となる。
12.埋立地の漏れ止め等は、現状のままでは対応できないようです。
13.また受入容量の余裕もなく、受入れるとしても、せいぜい1日1.5トン程度である。

したがって現時点ですぐに受入れる可能性は少ないと思います。
ただし最も懸念される大気中や土壌への放射性物質の放出!
これを100%防ぐことは不可能だと思います。
たとえ放射性物質の放出量が健康に影響がないといわれても、とても信じることはできません。
政府や・県は今まで、あまりにも市民に不信感を与え過ぎたと思います。

本日(11/07)JA富士の営農課でこの件について話をお聞きしたところ、「現在でもお茶の売上は、最大半分程度に落ち込んでいる現状で、とても受入れることは出来ないだろう」ということでした。
お茶に限らず農作物の受ける被害は、実際に放出される放射線量にかかわらず、大きなマイナスイメージになってしまします。

しかし知事が受入容認の意思表示をしたことは確かであり、いつ強硬な手段で実施に踏み切るかわかりません。
市民としては今から、それに対する「反対」の意思表示をしていくべきだと思います。

2.富士市の廃棄物の焼却施設と最終処分場

■富士市の焼却施設(環境クリーンセンター)
静岡県富士市大淵232番地
瓦礫受入問題
※「小学生と中学生のママさん」が焼却場について、わかりやすい説明をしてくださいましたので、転載させていただきました。
焼却処分ということになれば、環境クリーンセンターだと思います。
そこには、温水プール、体育館、野球場、テニスコート、陸上競技場、子供達の遊ぶ公園などがあります。
すぐ近くに 青葉台小学校があり、風向きを考えると その方角に 大淵第一小学校、大淵中学校があります。
大淵は、霧が溜まる土地で、お茶畑が多く、また その他農作物も沢山作られています。

クリーンセンターは、まさに 住民の暮す真ん中にあります。
ダイオキシン対策はされているそうですが、当然、放射能対策なんてされていないでしょう。
富士市の子供達には、喘息、アトピー、アレルギーの子供達が多くいます・・・。


■富士市の最終処分場
静岡県富士市桑崎904−10
最終処分場
※YAHOO地図等では大富士ゴルフの道路を挟んだ反対方向に「産業廃棄物最終処分場」と表示されていますが、廃棄物対策課で確認したところこちらの住所が正しいと言うことでした。
こちらも丸火公園と富士こどもの国の中ほどに位置する、周辺は緑豊かな場所です。富士市では地下水を利用した簡易水道も使われていて、実際に放射性物質の埋め立てが行われる場合は、その利用者の承諾も必要になるそうです。(廃棄物対策課)

3.焼却灰の放射性物質測定結果

都府県で実際に焼却した場合の、飛灰・主灰についての放射性物質のデータを調べてみました。
当面の受入れ予定とされている岩手県のデータは富士市と比べ、飛灰で100倍・主灰で30倍以上の放射性物質が検出されていて、実際に無条件で受入れた場合は、大幅に放射性物質は増加することが考えられます。

また名古屋・大阪のデータを見ると大幅に低くなっているので、現在でも静岡県は福島第一原発の事故による影響を受けていると思われます。
これ以上の汚染は、とても許容できないと思います。

関東・東北16都県の焼却灰の放射性物質測定結果(セシウム134/137)こちら→→

富士市→13ページの25
・飛灰:279
・主灰:48
静岡県→13ページ
・飛灰:不検出~2300
・主灰:不検出~470
岩手県→1ページ
・飛灰:不検出~30000
・主灰:31~1640
宮城県→1ページ
・飛灰:311~2581
・主灰:560~1437
福島県→3ページ
・飛灰:997~95300
・主灰:不検出~27000

名古屋市
・飛灰:15.5~86.9
・主灰:不検出
大阪市こちら→→
・飛灰:不検出~31
・主灰:不検出


(注)
・飛灰:ろ過式集じん器などで捕集した排ガスに含まれているダストを固定剤やセメントで処理したもの
・主灰:焼却したごみの燃えがらのことで、焼却炉の底から排出される灰
・溶融スラグ:ごみや焼却灰を高温で溶融処理してできるガラス状の物質
・溶融飛灰:溶融処理した後の排ガスに含まれるダストをろ過式集じん器などで捕集し、重金属固定剤やセメントで処理したもの

4.やはり受入れには反対です!

この問題は被災地復興のための重要課題であることは十分理解できます。
しかし放射性物質を含んだ瓦礫を、富士市以外にも全国に拡散させることが日本にとって良いことかどうか?と言う観点で考えるべきだと思います。
私はこのような政府の方針は、日本全国に放射性物質をばら撒く最悪の選択だと思います。
現実に発生してしまった原発事故からは目をそらさず、その被害は最小限にとどめることが、将来の子供たちに対する我々の責任です。
残念ながら原発事故により汚染されてしまった地区があります。
今汚染された地区の復興に、全力を注ぐのは当然です。
しかしそのために、汚染されなった土地を汚染させるようなことは絶対するべきではないと思います。
全力を挙げてクリーンな環境を守るべきです。

震災後の政府の対応は、まず緊急時だと言うことで今までより格段に高い暫定基準値を設定しています。
年間被曝量を20mSv・食品の暫定基準値を例えば野菜の場合500Bq/Kg・そして放射性廃棄物8000Bq/Kgに変更しました。更に条件付で10万Bq/Kgまで拡大しました。その経緯→→
そのすべてにおいて、国民が納得する説明はなされていません。
そのためその基準値に対し多くの見解が示され、結局どれが正しいのかわからず、不安だけが増幅されている状況です。
結局放射能に関しては、絶対的に正しいと言う答はないと思います。
いろいろな仮説はあっても、それを証明できるのは何年も経ってからになるからです。
その時に「何々が正しかった」とわかっても、取り返しがつかない状況が想定されます。
だから危険だと思って対応しなければならないはずです。
政府のやっていることは、多くが正反対の対応です。

瓦礫処理で考えると、復興という名でとりあえず基準値を上げ、何しろ受入れてくれる市町村に運び込む。
30年先のことはその時の人に任せる!これは国のとるべく方針ではありません。

瓦礫は第一原発周辺に封鎖地区を設け、そこに集中させ管理していくことが最良の方法だと思います。
その地区の住民の方たちには、東電が責任を持って代替地を準備する。
もし東電が破産処理までしても対応できない場合は、国が責任を持って対応するべきだと考えます。
復興に瓦礫処理が必要なことは事実です。
いま市民はその方法を選択しなければならないと思います。

1.全国に拡散させるか?
2.できるだけ拡散させず、特定の場所で集中管理していくか?

私は絶対(2.)の選択が正しいと思います。

5.市や議員へ声を届けていただく場合は下記へ

今回の瓦礫処理の問題は、多くのご意見をいただいております。
その中で要望先についても、いろいろなアドバイスをいただきました。ありがとうございます。
私は「廃棄物対策課」だけしか知りませんでしたが、次のメールフォームは簡単で良いと思います。
また議員にも声を届けていこうと思います。
廃棄物処理の可否は市町に判断する権限があるため、状況により市議会議員は重要な存在になりそうです。

1.市長への手紙こちら→→

2.市宛のお問い合わせ送信フォーム:こちら→→

3.廃棄物対策課:廃棄物処理全般についての問い合わせの場合は、こちらが良いと思います。
ただし現在電話で連絡した場合「現在まだ全て未定です」と言う答になると思います。

・富士市役所10F 廃棄物対策課 
・Tel/0545-55-2769
・Mail/ka-haikibutu@div.city.fuji.shizuoka.jp


4.細野豪志議員こちら→→
この議員にはいろいろ言いたいことがあるので、メールしようと思います。

5.富士市議会議員一覧表こちら→→
※小池義治議員のブログには議員の考えが書かれています。それに対するコメント。こちら→→
※小池としあき議員のブログで最後に少し触れています。こちら→→

上記2名の議員も「安全なら受入れる」と書いていますが、その安全とは国の定めた基準値(8000Bq/Kg)以下は良いと言う意味でしょうか?少なくてもこの基準値についての見解は明確にしてもらいたいと思います。
他の議員のサイトも見てみましたが、ほとんどこの問題については触れていないようでした。
原発事故に伴う問題で特に、瓦礫受入・食の安全に関してはぜひ考えを表明して欲しいと思います。
また確認していきたいと思います。



※なお本日(11/07)の時点で廃棄物対策課の担当者は、電話・メールによる声が届いていると話していました。
がんばりましょう!
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